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2005年(平17)1月20日 議会レポのロゴ No.243

定例議会での一般質問(1)

 昨年末の議会で一般質問に立ち、子どもを取り巻く環境を、どう改善していくのかを質問しました。その概要を紹介します。

「通告した『子どもをとりまく環境について』の一般質問を行います。

子どもをとりまく環境は、一昔前に比べて一言で言えば悪化をしていると私は感じるところです。
社会も進歩し、最新の先端技術やITが取り入れられ、部分的に見れば、一見子どもをとりまく環境は、良くなっているように見えますが、全体的に見るなら ば、いかがでしょうか。
教育環境、遊び場の環境、自然環境、都市・住宅環境、育児条件、退廃的文化、食生活、どの分野を見ても、良くなっている部分もありますが全体としては後退 してきているというのが現実ではないかと思います。

そういった中、その子どもをとりまく環境を良くしていくために、社会的責任を担うものの中でも、行政の役割が大きいことはいうまでもあ りません。
今回は、その子どもをとりまくさまざまな分野の中から、策定が現在進んでいる芦屋市の「次世代育成支援対策推進行動計画」についてと、通学路の安全確保に ついて、少しでも子ども達にとってプラスになるよう質問をしていきたいと思います。

はじめに通学路の安全確保についてです。

最近、子どもを巻き込む事件が頻発していますが、登下校時の安全確保、この重要さが改めて指摘をされています。しかし、重要であるにも かかわらず、その難しさも言われているところです。

11月28日付けの神戸新聞に『安全確保 9割「困難」子どもの通学路対策』との見出しで、現状の厳しさが報道されています。
しかし、困難であっても安全確保のため最善の努力はしなければなりません。
文部科学省が今年の1月に「学校安全緊急アピール、子どもの安全を守るために」を出しました。内容は、近年学校を発生場所とする犯罪の件数が増加してい る。これを踏まえて全国各地の学校では、学校や地域の状況に応じた学校安全に関する取り組みが行われてきているものの、学校に不審者が侵入して子どもの安 全を脅かす事件や、通学路では子どもに危害が加えられる事件が後を絶たない。とし、関係者には、その注意を呼びかけています。
そして、「学校安全に関する具体的な留意事項等」として、留意点を挙げています。
 
もちろん、芦屋の教育委員会でもこの留意点に沿って現在取り組みがなされていると思いますが、特に、通学路に関しての 現在の具体的取組とその状況はどう なっているのか」

 当 局の答弁としては、防犯ブザーを持たせたり、ウルトラマンステッカーの家を配置し、子どもに指導をしている。また、地域によっては組織的に地域に出て、見 回りをするところもあるとし、取組みはすすんでいるとのこと。

「平成13年には、文部科学省からの通知 「幼児児童生徒の安全確保及び学校の安全管理についての点検項目の改訂について」が出されま した。
この点検項目にそっての点検はされているのでしょうか。
また、この中で、地域の関係団体との協力を進める事が指摘されているが、具体的にどのように進んでいるのかお答えいただきたい。
そして、この項目の中には、教育委員会としての方針をあきらかにすることがなされているが、この点はどうか」

 点検 項目については、毎月その項目に準じて点検をしているとのこと。しかし、その結果の活用などはまだ十分でないようなので、その活用を指摘したところです。

  地域団体との協力については、広がりつつあるとの答弁がありましたが、あまり実感としては感じられません。確かに一部地域での先進的な例もあるようです が、どの地域でも協力体制を広げていく事が大切だと思うところです。

「さて、昨年、「学校を核とした住宅市街地整備の推進に関する調査報告書」が出されました。これに基づく、通学路の安全確保を教育委員 会としての取り組みはどうなっているのか」

 この 報告書については、知らなかったとの事。報告書の重要性を指摘し、これから各方面への働きかけを求めたところです。

(市会議員・中島健一)

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