2007年(平19) 1月4日 No.番外
「人よろしく戒むべき所のものは驕傲〔きょうごう〕なり、ひとたび驕が心に入れば、
百芸みな廃す。既往を回視すれば、我もまた免れず。一念ここに至るごとに慚悔〔ざんかい〕汗下る。」
『山岡静山』
人が慎むべきは「おごり」。本当にそのとおりだと思います。
「おごり」の心を持たない人はいません。誰しもこの「おごり」というものはあり、常に人の心の中に潜み顔を出す機会を窺っているものだと思います。
その「おごり」が顔を覗かせた時、自分自身即、気がつけばいいのですが、後になって気がつき反省することがしばしばです。
この「おごり」というのは、どんな時に顔を覗かせるのでしょうか。
上手くいっている時、調子のいい時、何度も経験している時などでしょうか。初めて取り組む物事などの時には慎重になりますから、この「おごり」というの
は顔を覗かせにくいものです。そう考えると、慣れや慢心がある時に頭をもたげてくるものなのでしょう。
振り返って自分の議会活動は…。
初めて当選した頃の新鮮な気持ちが無くなり慣れと慢心が顔を覗かせていないか、自分自身をしっかり見つめなければなりません。
議会活動だけでなく、生活全般にも「おごり」を戒める気持ちを、今年は改めて意識の中に持ち続けたいと思います。
さて、最近気になるのは日本人であるにもかかわらず、日本人としての自信の無さがいろんなところで見受けられることです。
日本人なのですから、日本に誇りを持ち、世界に誇れる稀少な文化などを育み継承していかなければなりません。日本人としての精神もそうでしょう。
良いものは取り入れ融合させていくのはもちろんですが、迎合はいけません。自信がないから迎合してしまうのです。
「愛国心」、私は大切にしたいと思います。
国を愛する事は、時の政府を支持するかのような誤解や排他的なナショナリズムと結びつける人もいますが、そうではありません。
国の風土や文化、精神的なものを大切にするということです。
対外的な本当の友好は、自分の国を心から誇れる自信がなければ生まれないと思うのです。
北朝鮮は論外として、中国や韓国、そしてアジアの国々と友好を深める為には、まずそこを忘れてはならないと思います。
今年も年頭からおこがましい事を書いてしまいました。異論反論もあろうかと思いますが、私が最近思う一端ということでお許し頂ければと思います。
今年も、芦屋市のために頑張っていく決意です。どうぞ政治活動へのご支援、よろしくお願い致します。
(市会議員・中島健一)
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