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2010年(平22) 11月11日 議会レポのロゴ No.487

※ネットでの流出
 4日木曜日の深夜から金曜日の朝にかけてネットに流出した、中国漁船拿捕の理由となった衝突映像。
 誰が流出させたのか、それよりもこの映像をこれまで公開しなかった政府に対して憤りを感じています。公開することが国益に反する事なのか、はなはだ疑問 です。

「政治決定プロセスの公開」


 野党時代に民主党がいつも言っていた事と正反対の事を、今の政権はしているのではないでしょうか。

 国の主権に対する曖昧な行動は、戦後初のロシア大統領による北方領土視察にもつながってきています。北方領土も日本の領土で不当に占 拠されている状況が続いていますが、それを固定化させるための狙いがあるのは明らかです。

 今回の件を受けても、政府は流出元の調査には躍起になっていますが、映像の公開には否定的です。私は、全ての映像を公開すべきだと思 います。聞くところによると拿捕の際、海上保安庁の職員を海に突き落とし、モリで刺そうとまでしたと言われています。
 事実を明らかにすべきだと思います。

衝突

 上の画像は2度目に衝突させてきたところです。
 ところが、中国では、下のように日本側が船をぶつけてきたとの説明を国民向けにしているのです。

中国の説明

 中国はそういった国なのだからと放置されてよいものなのでしょうか。
 また、拿捕され石垣島に接岸している時に船体になかった破損が、帰国時には日本側がぶつけてきたものだと、船首左側に破損ができています。これは明らか な証拠の捏造です。

中国帰還時の写真

 何度も書きますが、今回の件に関しては、事実を公表することこそが、必要だと思います。

 APEC成功、これも重要です。しかし、その成功を導く為に、国の外交を誤ってしまっては元も子もありません。日本領であるはずの島 根県にある竹島は、韓国に実効支配されてしまっています。このままでは、北方領土も尖閣諸島も奪われかねない現実を、きちんと見据えた領土外交を強く政府 に望むものです。

(市会議員・中島健一)
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