2010年(平22) 7月15日 No.472

※どうなる、どうす る日本
　定例議会が先月末に終わりました。表決の結果等については次号からお知らせするとして、今回は日本の直面しているあれこれにつ いて思うことを。

　この文章を執筆中の現在、参議院選挙の投票が進んでいるわけですが、さて結果はどうなるのでしょうか。この｢たがも｣が配布される頃 には判明していますが、週末になればその熱気もまた急速に冷え込んでいるのかもしれません。熱しやすくさめやすい、こと政治に関しては、そうではなく醒め る事のない関心を持ち続けて欲しいと願うところです。

○消費税
　菅首相が突如持ち出した消費税、その思惑がいろいろ囁かれていますが、選挙に少なからず影響を与えたのは間違いないようです。　
選挙終盤、｢次の衆議院選挙までは１円も消費税は上げない｣と首相は訴えていました。だいぶ支持率を気にしてのようでしたが、首相がそれでいいの？ と聞きたくなります。

　税金は増やしてほしくない、誰もがそう思っているはず。無駄を徹底的に排除する事が専決ですが、しかしそれで今の国の抱える借金を減 らしていくことができるのか…。かと言って、打ち出の小槌みたくどんどん消費税率を上げていくのも願い下げです。

　では、どうするのか。私に妙案があるわけではないですが、すでに９００兆円を超えている日本の借金、事情が違うとは言えいつギリシャ のようになるかもしれない、そんな危機感を持てない人には国政で議員をしてほしくない！　と思うのです。

○外国とのおつきあい
　資源のない日本、しかし緑豊かな国土を活かし観光立国を目指しています。日本の文化・風土を世界に喧伝していくのは良い事だと思います。観光客を快く迎 えることも必要です。ですが、ビザの緩和までする必要があるのでしょうか、するならば後々の事を考えているのかがとても心配です。

　外国人による犯罪が年々増加、悪質化していますが、入国審査という水際での対処はどうなっているのでしょう。

　｢大量生活保護、食い物にされている日本｣の見出しで、中国残留孤児の老姉妹を介護するために、親族と称する中国人４８人が次々と来 日、在留許可を受けるとすぐさま生活保護を申請した事実が明らかにされていました。

　首都東京ではマンション等の売買の内、約１０％は中国マネー、日本の風景も買われている、そんなＴＶ特集もありました。日本防衛の要 である自衛隊基地の近隣を、外国人が購入し国会でも問題にされた対馬、不動産等の外国人に対する規制も不十分なのが心配です。

　外国人参政権、政府はこれからも成立を目指すようですが、そんな簡単に決められる問題ではありません。あまり考えていない国会議員が 多すぎるように思えます。

　日本の国土でありながら、外国に不当に占拠されている北方四島に竹島。また、食指が伸ばされようとしている尖閣諸島に東シナ海。これ らの解決の為にも、しっかりした考えを持って国会議員は国政を担ってほしい！　と思います。

○美しい日本
　島国が効をなしたのか、天皇をはじめ他国にない文化と伝統を育んできた日本。それを生かすも殺すも、その時代に生きている私たち日本人です。

　田園風景を見て心癒される人が多いと思いますが、昨今は田畑は荒れ、山林管理もままならなくなっている現状があります。食料自給率も 低空飛行を続け、お寒い状況です。これらについても、弱肉強食、資本の論理で済ますわけにはいきません。日本の良いものは長きにわたって伝えていく、農業 も自給率を上げるために手を尽くす、そんな姿勢が国になければいけないと思うのです。

　国会議員は、こよなく国を愛する人でいてほしい！　と願います。

○先を見据えて
　選挙、当選しなければ何もできませんが、目の前ばかり見て先を見据えた政治ができなければ、それは国民にとってもマイナスです。１０年５０年、１００年 先をみて政治が語られる、そんな国政であってほしいと願ってやみません。

　まとまらない事をつらつらと書きましたが、新しい政治体制のもと、意識の高い議員が増え、国の抱えている困難や課題を次々と解決していく方向に国が動き 出せば…。
　いや、あくまで希望です。期待しすぎるとその反動も大きいですから。