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2010年(平22) 6月10日 議会レポのロゴ No.469

※議会内役選
 国では、鳩山首相の辞任により菅新首相が誕生、新しい内閣が組閣されます。
 芦屋市議会においても、今週開かれる本会議では正副議長の辞任が予定されており、新しい役員が決まる予定です。誰がなるのか皆目見当もつきませんが、国 でも地方の自治体でも役選は似たような感じかもしれません。

 やはり「数は力」の政治力学が働きますから、その力学の方向でことが進められていくのが通常ですから。
 しかし、どなたがなっても公正公平な運営と議会改革を更に進めて行って頂きたいと願うところです。

※県自治功労 賞
 地方自治の発展や、教育、福祉の振興などに功績のあった人を表彰する「県功労者」に、236人が決まり、市議会からは山村議員 が受賞されました。

 ご本人曰く、「今年は表彰づいてる」とかで消防団などからも表彰されたとの事。受賞を励みに、今後の活躍も期待しています。

※病院経営改 善に向け
 先月、全国自治体病院経営都市議会協議会の定期総会が開かれ、市議会から都筑議長が出席しました。その会合で、国に対する決議を全会一致で採択しました ので、内容を紹介します。

決   議

 自治体病院は、地域医療の確保と住民福祉の向上に向け、議会の議決を経て設立され、公的医療機関でなければ対応するこ とが困難な多くの不採算医療を担っている。
近年は、医師不足・偏在の問題のほか、度重なる医療制度改革や診療報酬の見直し等によって厳しい経営を強いられており、診療科の縮小・廃止に止まらず、休 止・閉院に追い込まれるなど、一層深刻な事態となっている。

我々自治体病院を経営する都市の議会は、地域の実情に応じた 医療環境の整備及び経営の健全化に全力を傾注しているところであるが、地域住民に良質な医療を提供するためには、医師不足等を早急に解消するとともに、自 治体病院の役割に応じた財政支援措置の更なる充実強化を図ることが必要不可欠である。
よって、我々関係都市の議会は、ここに総力を結集し、特に次の事項について実現を期すものである。

     記
一、地域の医師不足・偏在を解消するため、医師に一定期間の地域医療への従事を義務付けるなど抜本的な対策を緊急に講じるこ と。

一、医学部の定員増及び地域枠の拡大を更に図るとともに、診療科ごとのバランスのとれた医師養成方策の確立など抜本的な対策を講じること。

一、女性医師の出産や育児による離職を抑制するとともに、その復職を促すため、院内保育所の整備や復職研修の充実、短時間勤務制の導入など働きやすい職場 環境の整備を図ること。

一、医師の負担を軽減するため、その勤務環境の改善はもとより、看護師、助産師等医療従事者及び医療事務作業補助者の必要人員確保と養成のための財政措置 を拡充すること。

一、地域医療の中核を担う自治体病院の経営安定のため、特に過疎地、産科、小児科、救急医療に対しては、地方交付税措置等の充実強化を図ること。

一、救急患者の受入不能という事態を防止するため、救急医療情報システムの再構築を含め、救急医療体制の充実確保を図ること。
 以上、決議する。


※予測される提出議 案
 6月定例会に提出されるであろう議案の一部をかいつまんで。

 市立美術博物館を指定管理に移行できる条例改正、呉川町に福祉センターができることに合わせて、福祉センターの条例改正や歯科センターの設置管理条例を 新設、霊園使用条例の改正、市立みどり地域生活支援センターの立替工事請負契約の締結、介護支援事業者としての指定を取り消された企業に対し、市が支給し た介護給付費の返還を求める訴えの提起、などが予定されています。


(市会議員・中島健一)
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