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2010年(平22) 5月20日 議会レポのロゴ No.466

※今回は下水道…
 前回、上水の事を書いたので今回は下水の事を少し紹介します。
使用した水をそのまま川や海に流したのは一昔前の話で、現在は必ずきれいに処理した後の放流となっています。その大切な役割を担っているのが下水です。

 下水道管は、汚水管、雨水管、汚水と雨水を同じ管で流す合流管があります。日常生活の汚水は汚水管を通じ、下水処理場できれいな水に して海や川に流しているわけです。

 また、大雨や台風の時は水が低地などにあふれたり浸水するのを防ぎ、市民の快適で住みよい生活環境に大切な役目を果たしています。

 芦屋市の下水道は、平成19年3月末に下水道普及率100%となりました。意外と遅いと思われるかもしれませんが、下水道普及率 100%は、県内では芦屋と尼崎だけです。そして、広く関西に目を向けてもわずか5市しかありません。その中に芦屋は入っているわけですから意外と進んで いる方なのです。

 これは地理的条件もありますが、努力なしにはできないことですし、素直に評価できる点かと思います。

 芦屋には下水処理場が2箇所、雨水ポンプ場が2箇所あります。

○芦屋下水処理場
 標準活性汚泥法により、1日約5万4千㎥を処理し大阪湾に放流。

○南芦屋浜下水処理場

 凝集剤併用型循環式消化脱窒法と急速濾過法により、1日約七千七百㎥を処理し大阪湾に放流。

○大東ポンプ場・南宮ポンプ場

 大雨等の時は、雨水をポンプの力で海に放流し近隣地域の浸水等を防いでいます。

 今後の課題としては、上下水とも老朽化した管の維持更新となります。しかし、使用料に跳ね返らないよう耐用年数内に管を更新することはかなり難しいのが 現状です。

※下水汚泥 処理事業
 ここで忘れていけないのは、この兵庫東下水汚泥処理事業です。下水処理の過程で汚泥が出てくるのですが、この汚泥処理は芦屋、 西宮、尼崎が県の指導の下、共同で一括処理をしています。 

 この一括処理で、下水汚泥の安定した処理処分を図ると共に、焼却による減量化や建設資材化による汚泥の有効利用を促進し、汚泥処理の集約化による効率 的、経済的な下水道事業の展開を目指しています。

 芦屋からは送泥管で尼崎にある広域処理場まで運んでいます。広域処理場では、1日約1万2800㎥を処理できるよう、現在も処理場の改善が進められてい ます。

 下水処理など目立つ事はありませんが、なくてはならないものですし、逆に目立つ時には何か問題が起こった時。その存在を感じさせないよう、日々市民の暮 らしを支えてる事業と言えます。

※流してはいけないもの
市のホームページでは、

 この様に生活に役立つ下水道ですが守らなければならないことがあります。

 まず、台所やトイレからゴミや油を流してはいけません。 下水道管を詰まらせる原因です。また、ガソリンやシンナーなどの有害な物質は下水道管の中で爆発する危険や、その上、下水処理場できれいにするのも大変で す。
 決まりを守り、下水道を正しく使うことにより町は美しく 住みやすくなり、海や川はきれいになります。
 ちゃんと水洗トイレ用の紙を使う。自然に優しい洗たく洗 剤を使う。髪の毛を下水道に流さない。雨水マスに落ち葉やごみを捨てない。といったことも、ぜひ心がけましょう。

 と呼びかけています。ご協力をよろしくお願いします。

※減免特集号
 減免特集号が発行され、現在市役所等でも配布しています。
この特集号では、減免や軽減制度にはどんなものがあるか、具体的に施設使用料等の減額・免除、経済的理由がある場合に受けられる減免等が詳しく記載されて います。

 まだご覧になっていない方は、一度手にとってご覧下さい。また、自分が該当しない場合でも、ご近所の方で適用されるかもしれない人がいましたら、ぜひ声 を掛けて頂けたらと思います。

 減免等は、該当していても申請をしなければな適用されないものがありますので、ご注意下さい。


(市会議員・中島健一)
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