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もともと阪神地域は、六甲の山並みが海に迫り、東西に細く開けた地域のため、水源となる大きな河川に恵まれず、絶えず水不足に悩まさ
れていました。この水不足を解消し安定供給するため1936年、阪神上水道市町村組合として設立されました。 当時の構成団体は、神戸市、尼崎市、西宮市、武庫郡御影町、魚崎町、住吉村、本山村、本庄村、精道村、瓦木村、甲東村、鳴尾村、大庄
村、武庫村、川辺郡立花村、園田村の旧16市町村です。 武庫郡精道村が芦屋市になったのは、今から70年前のことです。今年、市制70周年を迎えますので知っている人も多いのでは。 阪水の事務所は神戸市東灘区西岡本にあり、施設としては、大道事業所(取水場)、猪名川事業所(浄水場・水質試験場)、尼崎事業所
(浄水場)、甲東事業所(送水センター)、淀川事業所(取水場)、西宮事業所(ポンプ場)などがあります。 芦屋市議会も阪水に議員を派遣しています。議員の定数は15人で、構成各
市から選出されています。
(市会議員・中島健一)議員の数は次のとおりです。なお、任期は、各市それぞれの職に在職中となっています。 神戸市 8人…市長・市会議員(7人)
尼崎市 4人…市長・市議会議員(3人)
西宮市 2人…市長・市議会議員(1人)
芦屋市 1人…市長又は市議会議員
○水処理の仕組み 琵琶湖・淀川流域では、昭和40年代半ばより水道水のかび臭等の異臭味問題が発生し、また、消毒剤の塩素と反応してできるトリハロメタンなどの微量有機 物も問題となってきました。 これらの問題に対し、より安全で良質な水を供給するため、高度浄水処理を導入し、平成5年7月には猪名川浄水場で淀川水系では初めて高度浄水処理水の供 給を開始しました。 その後も順次、施設の完成に伴う増量を行い、平成12年7月には猪名川浄水場で全量高度 処理化となり、平成13年4月には、尼崎浄水場の供用開始により、1日最大給水量1,128,000㎥の全量が高度浄水処理化となったものです。 高度処理の効果としては、 (1)かび臭をほぼ100%除去できる。
(2)消毒剤の塩素と
反応してできるトリハロメタンをこれまでの3分の1程度に抑制できる。
(3)原水中に混 入した化学物質を除去できる。
など水道水質の安全性が従来処理以上に高まっています。 ○高度浄水処理のしくみ 淀川から取水され、浄水場に送られてきた原水は、最初に着水井に入ります。あとに続く凝集沈澱池で、にごりを取る処理(濁質をフロックにして沈澱)を行 います。 次に、高度処理と呼ばれるオゾンと活性炭を用いた処理を行います。その後、再凝集混和池でろ過を手助けするため、2回目の凝集を行い、塩素で消毒されま す。 最後に、ろ過池で仕上げを行います。こうしてできあがった飲水は、浄水池で貯えられ、水道水として、皆さんのご家庭へと送られるのです。 (一部、阪水のHPより引用) 芦屋では、阪水とは別に独自の水源を持っているので、家庭配水全部が阪水からの水ではありません。しかし、多くの水量を頼っているのも事実です。そのた め、市と阪水との間でみなさんの水道料金を押さえるため、この間度々交渉が行われてきた経緯があります。 HOME |