2009年(平21) 7月9日 No.434
※附属機関の情報公
開
6月定例会の一般質問で、附属機関の情報公開のあり方について取り上げましたので、その質問概要をお知らせします。
附属機関等における情報公開、議事録のあり方については、2007年6月、ちょうど2年前に質問をしました。
質問の内容としては、会議録等の記載内容の統一や委員名の公表についての市長の認識を問い、その改善を求めました。また、会議録等についても早期に作成
し公開するよう求めたところです。
市長は、「必要性を認識しており、本年(2007年)4月2日に会議録等の書式を統一して、公開された会議での会議録中の発言者名を原則公開するよう周
知したところでございます。公開時期につきましても、会議録等の内容により、作成に要する時間が異なることなどで、特に期間を定めることはしておりません
が、可能な限り早期に作成し、公開するという趣旨でございます。今後とも速やかに公開するよう努めてまいります」
と、答弁がありました。
私としては、それを評価しつつ、事務局側の氏名公開、非公開・一部公開についても、議事録を読んでわかるように、また速やかにという曖昧な言葉で済ませ
ず、きちんと期間を区切って業務を行うべきだと言う趣旨の質問を続けて行いました。
その後、市長答弁の中にあった4月2日に定めた「附属機関等の運営方法等について」を更に補完するものとして、同年の12月から附属機関等の会議録等の
作成及び公表に関する要領が定められ、各所管に徹底を求めているところです。
この2007年12月に定めた要領では、「附属機関等の会議の会議録は、当該会議の公開、非公開に関わらず(略)原則として会議の終
了後1ヶ月以内に作成しなければならない」と明確に記載をし、少しではありますが質問をして情報公開のあり方について改善できたと喜んでいたところです。
さて、その質問から2年が経過したわけですが、その後はどうなっているのか、行政自ら定めた事が実際に行われているのかお尋ねしま
す。
今回なぜこの質問をしたかというと、市のHPにアクセスしてもらうとわかりますが、1月以内に会議録を公表しているほうが少数派だからです。
3ヶ月以上たっても会議録が作成中の附属機関は16、会議数では24にのぼっています。そのうち3審議会は1年半たっても、まだ会議
録作成中のままです。
また、委員名公表は概ね改善されてきていますが事務局方の名前を明らかにしていない附属機関が多いのが実態です。要領では事務局方の名前も明記するよう
になっているところです。そんな中でも今だに委員名すら明らかにしていない高齢者権利擁護委員会もあります。
行政は自ら定めた事をきちんと守るべきとの観点から質問をし、答弁では「内容を精査して、徹底、指導していく」「総務部として責任を
持つ」との言葉がありました。
その言葉を信じて、今後も見守っていきたいと思います。
この他、AEDの点検と不況時における市民への支援策について質問をしました。
AED(自動体外式除細動器)は、心室細動の際に機器が自動的に解析を行い、必要に応じて電気的なショックを与え、心臓の働きを戻すこと
を試みる医療機器ですが、この数年間で設置場所が増え、芦屋市内公共施設だけでも45箇所を数えるまでになりました。
さて、そのAEDもいざと言う時に使えなければ意味がありません。市内の公共施設だけでも数多く設置されていますが、
設置後の管理が大切なのです。
そのAEDについて、本年4月16日付けで「適切な管理等の実施について」通達が出されました。
通達の内容としては、日常点検を実施するものとして「点検担当者」を配置すること、日常点検を実施し使用可能な状態を確認する事、消耗品の管理等が指摘
されています。
その通達に沿って、適切な管理が行われているのかどうかお尋ねします。
答弁としては少々不安が残るものでした。
「担当(保健福祉部)としては、AEDのある各所管に連絡した、周知した」「点検担当者を概ね把握している」とのこと。
連絡周知をして、その後は各所管に任せるのではなく、きちんと点検をしているのかを定期的に把握する事が必要だと思うところです。し
かし、現時点では問題のあるAEDはないとの事で一安心。今後は点検表も統一的なものにしていくようですので、しばらくは様子を見守るしかないようです。
支援策については、やはり財政上厳しい事もあり独自の施策は困難で、国の政策の中で可能な限り配慮する事しかできない答弁がありました。
(市会議員・中島健一)
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