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2009年(平21) 4月9日 議会レポのロゴ No.426


※新 年度議案・予算表決結果A
 最終日に行われた新年度議案と予算に関する表決の結果について、何回かに分けてその概要をお知らせしています。
                                             (議案名等は簡易にしています)

○職員の勤務条件に関する条例の改正
 市役所の勤務時間を改め、地域手当等の見直しを行うもの。勤務時間の見直しは、本来はもっと早くされるべきだったものです。遅くなったとはいえ前進で す。

 地域手当は、以前あった調整手当ての名称が変わったものです。調整手当ては本給に対して一律10%でしたが、地域手当になってから引き上げが続いていま す。それは、国が芦屋市の地域手当は15%という基準を打ち出しているからです。

 この15%に該当する自治体は西日本には4つしかありません。お隣の神戸市では10%、西宮市でさえ12%です。現在、芦屋市は 13%を支給していますが、さらに0.5%の引き上げをこの改正で出してきました。

 芦屋市は物価が高いといわれていますから、職員が芦屋市に住んでいるならこの支給にも納得できますが、職員の市内在住率は3割にも満 たない状況です。

 川西市では、この地域手当て引き下げているという状況もある中、やはり引き上げには問題があると考え、総務常任委員会では地域手当の引き上げを削除し現 状のままでいく修正案を提案し、賛成多数で可決されたところです。
 
 ところが本会議では、委員会では修正案に賛成だった創政クラブと公明党が反対にまわり、否決されるという事態に。
 理由はよくわかりませんが、労使で妥結した決定事項には議会は手を出さないという不文律でもあるのでしょうか。

           修正案 否決
           条例原案 可決

○手数料条例の改正
 長期優良住宅の普及促進に関する法律の施行に伴い、建築等計画の認定事務に関する手数料を定めるなどするもの。全会一致で可決

○病院職員の貸付金条例の制定
 市民病院の職員確保と養成のため、これまであった看護職員育児資金貸付条例と看護学生修学資金貸付条例を廃止し、新たな条例を制定するものです。            全会一致で可決

○保健センター設置条例の改正
 胃部集団検診及び乳がん検診の使用 料を改め、学校保健法の一部改正に伴う条文整理を行うものです。全会一致で可決

○廃棄物の処理に関する条例の一部改正
 いわゆる大型の電化製品は再商品化の対象となり有料となりましたが、今回法の改正でこれまでに加え、衣類乾燥機、液晶テレビ、プラズマテレビもその対象 となり処理手数料を定めるものです。可決
             
  市が収集する場合
        衣類乾燥機    6300円
    液晶テレビ・プラズマテレビ
             4200円

○福祉医療費の助成に関する条例の改正
 県の福祉医療費助成要綱の改正に伴い、市の福祉医療費助成を改正するものです。              可決

○各会計予算
 一般会計予算をはじめとする各事業の特別会計などは、いずれも可決されました。ただ、病院事業会計予算(詳しくは議案も含めて次回報告します)は、賛成 反対が同数の10人と10人になり、議長の判断で予算は可決されました。

○請願・意見書
 医療費総額の拡大を求める請願は創政クラブと公明党が反対しましたが、賛成多数で可決され、それに伴う意見書も可決されました。
米軍への思いやり予算廃止の請願は賛成少数で否決。

 現行保育制度の堅持・拡充と保育・学童保育・子育て支援予算の大幅増額を求める意見書も、創生クラブと公明党が反対しましたが、賛成多数で可決されまし た。

○総合公園の指定管理者の指定について
 先に出された議案が否決されたので、指定管理者を変え新たに議案を出してきました。閉会中の継続審査に。


(市会議員・中島健一)
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