2009年（平21） 1月29日 No.416


※定 例会の結果�@
　昨年末に行われました第４回定例会の議案表決の結果をお知らせします。(議案名は簡略にしています)

○訴えの提起について　(報告１３件・議案４件)
　災害援護資金貸付金について、一部を除き償還しなかったため西宮簡易裁判所に支払催促をしました。それに相手方から催促異議の申し立てがあったため、訴 えの提起があったものとみなされたもの。
　それぞれに個々の事情があるかと思いますが、すでに返還期間も過ぎていますのできちんと対応をしなければなりません。全会一致で可決

○病院手数料条例の改正
　新たに創設された産科医療補償制度加入による掛け金の負担に伴い、分娩介助料を改定するもの。これにより３万円の引き上げになります。この制度の創設に 伴い、健康保険から支給される出産育児一時金が現行の３５万円から３８万円に引き上げられるため個人負担はありません。全会一致で可決

○自転車駐車場設管条例の改正
　阪神芦屋駅西自転車駐車場を新たに加え使用料を定めるため改正するもの。全会一致で可決

○市自動車駐車場設管条例の改正
　ＪＲ芦屋駅北地下にある駐車場の供用時間と駐車料金の変更をするもの。これにより、３０分２５０円、１日最高２０００円までとなります。また夜間駐車は １５００円。定期駐車券もこれまでよりも安くなります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　全会一致で可決

○平成２０年度一般会計補正予算
　職員給与費等の追加と減額、潮見小中学校の空調設備工事・耐震補強工事の追加、潮見・精道中学校の老朽改築工事の追加、小槌幼稚園耐震補強工事の追加な ど。これにより約７億円を追加し、歳入歳出の総額は４２５億円となります。可決

　一部の議員からは、補正予算に年金天引きシステムの予算や人員削減が含まれる事から反対もありました。

○２０年度介護保険事業特別会計補正予算
　制度改正に伴うシステム改修経費追加、職員給与費等の減額など。これにより、約１４００万円を追加し歳入歳出の総額は約６０億円に。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　全会一致で可決

○２０年度病院事業会計補正予算
　病院の無料バスを走らせるための委託料の追加。全会一致で可決。
　わざわざ補正を組む必要があるのかという意見や、バスの走らせ方に疑問も出されていました。当年度の未処理欠損金、いわゆる累計赤字は約６４億円の見込 みです。

○土地開発公社定款の変更
　公益法人制度改革に伴い関係条文を整理するため、土地開発公社の定款を変更するもの。全会一致で可決

○芦屋市立応急診療所の指定管理者の指定
　　選定の理由
　休日応急診療所の指定管理者業務は医療に関する専門的な業務であるため、医療に対して豊富な知識と経験を持ち、地域に密着した医療活動を行って市民に信 頼があり、既に平成１８年度から休日応急診療所の指定管理者として実績のある社団法人芦屋市医師会を、引き続き公募によらない指定管理者の候補としたも の。　全会一致で可決

　指定期間は平成２１年４月１日から５年間となります。
　今回提案された他の指定管理者の選定においても、その全てで指定期間が３年から５年間に変更されています。

　５年間が一概にダメだと言うものではありませんし、継続性が必要なものでは１０年と言う事もありえると思います。しかし、その年数に おいて真摯に吟味した上での選定なのか疑問もあるところです。
　議会では指定管理者の是非を判断するのみで、この年数についての変更を求める事は事実上できません。その点から言っても行政は安易に指定期間を決めず慎 重な対応が必要だったのではないかと思うところです。

（市会議員・中島健一）