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2008年(平20) 9月4日 議会レポのロゴ No.403


※今 週から九月定例議会
 定例議会が始まります。先の議会で継続審議となっている市民病院の独立行政法人化の行方は…。

  9月1日 月 市立芦屋病院調査特別委員会  
     2日 火 都市環境常任委員会 
          4日 木 議会運営委員会  
          5日 金 本会議 開会
                     議案処理(提案説明−委員会付託)
          8日 月 都市環境常任委員会
          9日 火 民生文教常任委員会    
        10日 水 総務常任委員会  
        12日 金 議会運営委員会  
        16日 火 本会議 一般質問
        17日 水 本会議 一般質問、(追加議案) 
        18日 木 本会議(予備日)   
        19日 金 委員会(予備日)   
        25日 木 議会運営委員会  
        26日 金 本会議・決算特別委員会
                     委員長報告−採決、閉会
                     概要説明・資料請求等


※芦有ドライブウェ イ売却?
 芦有ドライブウェイをご存知だと思いますが、まずその説明から。

【芦有ドライブウェイ】芦屋と神戸・有馬温泉方面を結ぶ路線で総延長約 11qの有料自動車道。
 61年に営業を開始。ピークの90年には通行料収入が5億4000万円 を超えましたが、その後、別の道路との競合などで通行料収入は約2億5000万円までの落ち込みに。
 2カ所の展望台と「奥池遊びの広場」、駐車場などの付属施設を備え、乗 用車の全線片道料金は800円。


 報道では、芦有ドライブウェイを管理運営する芦有開発株式会社が、経営不振からオーストラリアの投資会社マッコーリーグループに売却する方針を固めたと されています。

 赤字が出ているのに購入しようとする企業の思惑は? 奥池住民の生活に影響は? また、芦有開発(株)の株主に芦屋市もいるが市も賛 成しているのか? などいろいろ疑問が出てきます。

 この間の経緯を簡単にまとめると…
 
  5月23日 購入予定企業のマッコリー社による売却依頼
  6月 9日 譲渡提案書受領
     23日 それに対する回答
  7月15日 譲渡条件の提示
     23日 芦有開発(株)の取締役会が開かれ方針を決定
  8月     地元説明会が開かれるも紛糾
     9月5日   株主総会が開かれ、譲渡が承認されれば契約の予定。
                     (総会は開催されるのか?)
 10月末      国交省の認可が得られた場合譲渡へ

 譲渡先  芦屋有馬ドライブウェイ株式会社
 譲渡資産の範囲 芦有ドライブウェイを営業するために必要な
   資産の一切(道路、付帯設備、駐車場、展望台、食堂、
   遊びの広場等の資産及び許認可、知的財産権等)

 市は、この売却に反対しています。

 市は芦有開発(株)に取締役を出していますが、譲渡の案が出されてから県への売却を模索したり(県から無償なら譲り受けるとの事で頓 挫)、親会社の阪急にも話をしたようですがうまく行かなかったようです。

 そのため、開催された取締役会ではこの譲渡案に反対を表明。しかし、多数で可決され現在に至っているところです。また株主総会が開か れれば、反対を表明する予定です。

 懸念されるのは、赤字道路を引き受ける企業が経営黒字化のために、集客施設等を誘致するのではないかと言う事です。市が全く関与しな い企業の歯止めは法律だけ。法律を遵守すれば何でもできるという考えだと、今後トラブルも予想されます。

○譲渡先のマッコリーグループとは
 シドニーを本拠地とするオーストラリア最大の投資銀行です。インフラ、不動産を中心とするファンド運用などをしています。

 昨年、株の買収で羽田の日本空港ビルディングの20%弱の株式を取得し筆頭株主に。この会社には副社長をはじめ国土交通省から多くの 官僚が天下りしています。

 国はこれを受け、国家の安全に関わる事から外資規制にも動き出しています。道路にも外資規制をするべきなのでしょうが…。
 
(市会議員・中島健一)

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