2008年(平20) 8月21日 No.402
※阪
神広域行政圏協議会
先日、表題の会合があり議長の代理として出席しました。
※阪神広域行政圏協
議会とは
はじめに広域行政とは、生活圏の広域化に伴い人々のニーズが高度化・多様化する中で、 市町の枠を超えて広域的に連携して医
療・文化施設・ゴミ処理施設等の整備、また、歴史的資源の活用及び自然環境の保護を推進することにより、住民の利便性・快適性を図ると共に、圏域全体の活
性化を図ることを目的としています。
広域行政を実施する”広域行政圏”には、 「広域市町村圏」と「大都市周辺地域広域行政圏」とがあります。
●広域市町村圏=圏域人口が概ね10万人以上の圏域
●大都市周辺地域広域行政圏
=圏域人口が概ね40万人程度の圏域
阪神広域行政圏協議会は、「大都市周辺地域広域行政圏」になります。
構成市町 阪神7市1町
【尼崎市・西宮市・芦屋市・伊丹市・宝塚市・川西市・三田市・猪名川町】
協議会の事業概要
1、企画調査研究及び広域連携事業に係る連絡調整
2、阪神広域行政圏計画の着実な推進
・実施計画の策定
・広域事業に係る調査研究の推進
・国・県の予算編成に対する要望等
3、広域連携事業の展開
・図書館広域利用システム事業
・阪神芸術祭の開催
・心身障害者(児)福祉の充実
・福祉有償運送運営協議会の運営支援
・阪神広域情報ネットワーク事業
・広域防災体制の整備
4、広域職員研修事業
5、職員採用試験の統一実施
6、広報活動の推進
会合では、報告第1号として平成19年度の事業報告、議案として、平成19年度の歳入歳出の決算、会長及び役員の改選、評議員の選任
がありました。
報告では、広域行政圏計画の実施計画(20年度〜22年度)の策定をしたこと、国県への予算編成に対する要望をしたこと(※)広域連
携事業の展開などが示されました。
※要望事項
●国への要望 総務大臣他
・広域事業の実施に係る財政上の措置の充実
・施設等の整備に対する支援
・ふるさと市町村県施策の総合的な支援
・都市と農村漁村の交流を進める施策に対する支援
・構造改革特区、地域再生計画への積極的な対応
・鉄道の整備等に対する助成制度および財政上の
支援措置の充実強化
・後期高齢者医療制度保険事業に係る財政上の措置の実施
●県への要望 県知事
・総合交通体系の整備
・市街地の整備と産業の活性化
・安全で快適な生活環境の整備
・教育・福祉・芸術の振興 他
歳出歳入の決算ですが分担金として、均等割2割人口割8割として各市町が分担するほか、各事業でも負担金が定められています。予算規模としては、約
2900万円程です。
役員改選では、会長に尼崎市長が引き続き留任することが決まりました。と言うより、協議会の事務局が尼崎市にあり、会長を他市にする
と事務局をどうするのかという問題が発生するため、会長は尼崎市長が行う慣例となっているようです。
評議員(学識経験者)の選任では、こちらも関西学院大学名誉教授の真砂氏と関西学院大学教授林氏の留任が決まりました。
会合での意見としては、第2次阪神広域行政圏計画(こんぱすぷらん)検証において、「取組が進んでいない」項目が多々あることや、協
議会委員(各首長)と評議員(各自治体の議長と学識経験者)の果たす役割は違い、評議員の会合を別途持つべき、などがありました。
余談ですが、会合は宝塚市であったのですが、六麓荘を抜けて苦楽園から宝塚への抜け道を初めて知りました。意外と早いのに驚きなが
ら、新しくなった道路など久しぶりの宝塚を見ることができました。
(市会議員・中島健一)
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