2008年(平20) 7月17日 No.399
※憲
章や宣言
芦屋市にも憲章や宣言があります。今回は、それを紹介します。
○芦屋市民憲章
わたくしたち芦屋市民は、国際文化住宅都市の市民である誇りをもって、わたくしたちの芦屋をより美しく明るく豊かにするために、市民の守るべき規範とし
て、ここに憲章を定めます。
この憲章は、わたくしたち市民のひとりひとりが、その本分を守り、他人に迷惑をかけないという自覚に立って互いに反省し、各自が行動を規律しようとする
ものであります。
1 わたくしたち芦屋市民は
文化の高い教養豊かなまちをきずきましょう。
1 わたくしたち芦屋市民は
自然の風物を愛し、まちを緑と花でつつみましょう。
1 わたくしたち芦屋市民は
青少年の夢と希望をすこやかに育てましょう。
1 わたくしたち芦屋市民は
健康で明るく幸福なまちをつくりましょう。
1 わたくしたち芦屋市民は
災害や公害のない清潔で安全なまちにしましょう。
○安全都市宣言
わが芦屋市は、国際文化住宅都市建設の理想をかかげ、着々とその実をあげつつある。
しかし、この躍動の陰には、交通事故や不慮の災害のため、不幸にもとうとい生命を失ない、あるいはまた、障害の身となられた市民も少なくない。
とくに急激なわが国の経済成長と共に、阪神国道を始めとする市内道路の交通量は激増し、さらに近く完成する第二阪神国道や山地開発の進捗と相まって、交
通、災害、火災、公害その他の事故の危険度は、ますます増大する一途である。
かかる状勢下にあって、それら災禍の絶滅を期するため総合対策の確立は緊急の要務となった。
よって、わが芦屋市は市内のあらゆる組織を結集し、6万市民の総力をあげて、全市民のひとりひとりが日常生活の安全を確保するため一大
運動を展開し、今後年間を通じて事故のない明るい都市建設を達成するために、わが芦屋市を「安全都市」とすることをここに広く宣言する。
○芦屋庭園都市宣言
わたしたちのまち芦屋は、山・川・海に恵まれた自然環境のもと、文化性にあふれたまちとして発展してきました。
21世紀を生きるわたしたちは、この歴史あるまちの美しいまちづくりをさらに進めて、世界中の人々が一度は芦屋を訪れてみたいと思うまちを目指すため、
次のとおり「芦屋庭園都市」を宣言します。
わたしたちは
1 今ある自然を大切に守り育て、人と緑の調和を目指します。
1 花と緑いっぱいの美しい潤いのあるまちにします。
1 四季折々の花や緑に囲まれた
いのちの躍動感あふれるまちにします。
1 花と緑が絶えないまちづくりをみんなで続けます。
1 一人ひとりの心の中にも花を咲かせます。
1 花や緑を愛する子どもたちを育てます。
この他にも非核平和都市宣言があります。
比較的新しい宣言については、それに基く施策や取組が行われています。しかし、安全都市宣言は、すでに死文化しているように見受けられますし、市民憲章
もその存在そのものが忘れかけられているようです。
過去にはある自治体が市民憲章の推進活動の方針として「三啓発・七実践・五活動」というものを掲げていました。
ちなみに、「三啓発」とは、「知る」(市民憲章があることを知る)・「理解する」(市民憲章の内容を理解する)・「実践する」(市民
憲章を実践する)という啓発の目的を示すもので、「七実践」とは、「市民」(個人)・「家庭」・「町内」・「地区」・「職場」・「団体」・「行政」の7つ
の場がそれぞれに相応しい実践の目標や内容を持つというもので、「五活動」とは活動の主たる領域を「普及」・「提言」・「先導」・「顕彰」・「助成」の5
つに分けて検討するというものです。
私は、市民憲章をもっと大事にするべきと考えますし、教育の場においてもそうですがあらゆる場面で「三啓発」に取り組むことが今の時
代にこそ重要だと思います。
法令による強制でなく、自らが住んだり仕事をしたりするまちに対する市民の愛情を育んでいく、その重要な役割を市民憲章は持っている
のではないでしょうか。
(市会議員・中島健一)
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