2008年(平20) 7月10日 No.398
※議
案の表決A
6月定例議会が閉会をしました。最終日の結果についてお知らせします。(議案名は簡易にしています)
○一般会計補正予算
住民基本カード作成無料化(期間限定)、不登校等への対応における実践研究、子どもと親の相談員事業費追加、宮川小学校の留守家庭児童会保育室増設工事
など、約4千万円を追加。これにより予算総額は、約418億円に。全会一致で可決。
○地方独立行政法人市立芦屋病院定款
市民病院を独法化するための定款を定めるもの。昨年来、議会にも報告等はありましたが議案として、病院の独法化を審査するのは今回が始めて。更に審議す
る必要ありと継続審議となりました。継続に
この継続には、新社・共産が独法化そのものに反対の立場から反対をし、委員会では一委員も同じ立場から反対を表明しています。
このまま推移するならば、独法化が市民病院の経営形態の一方法として認めつつも、その後の建て替え等の問題などから賛成するには厳し
い状況だと私も思います。
仮に、定款が可決されたとしてもその後に控える市民病院廃止の議案は、議会での特別多数3分の2の賛成が必要です。既に5議員が反対
を表明することはこの間の経緯から明らかで、定款の審議状況次第では更に増えることも予測でき当局の思惑通りに進むかどうかは微妙なところです。
★焦点となっていること…
・独法化そのものの是非
・独法化後には病院建て替えが
約80億(利息含めると約120億)をかけて病院の建て替えが予定されています。独法化後の経営状況を見ながら建て替えすべきの声
も。当局に言わせれば二重投資を防ぐため今建替えるとのことですが…。
・病院の規模と場所
建て替えに関連して、その規模と場所も議論されています。
○芦屋病院と地域医療に関する請願
独立行政法人の延期、病院建て替えは全額を市の負担でなど請願項目が多岐にわたって出されていました。賛成少数で不採択
○後期高齢者医療制度の廃止を求める請願
制度の廃止を求める請願。問題点も多々ありますが、制度の廃止をすれば解決するものでもありません。賛成少数で不採択
○義務教育費国庫負担堅持を求める請願
反対もありましたが、賛成多数で可決
○災害援護資金にかかる意見書
震災時に無担保融資を芦屋市だけでも総額約67億円も行っています。しかし、償還が大変滞っているため、その期限の延長を求めるものです。全会一致で可
決
○消費者金融に関する意見書
一部マスコミでも報道されましたが、芦屋市は税収確保の点から債務者が貸金業者に支払った「過払い金」の差押を行っています。これを更に進め、多重債務
者の救済や貸金業者の情報開示等を監督官庁が適切に行うよう求める内容のものです。全会一致で可決
○継続となった調査・審査事件もの
・病院独法化の定款を定めること
・歯科医療に関する請願
・公立病院事業について
・高浜用地売却について 他
○永住外国人への地方参政権に関する陳情
永住外国人に地方参政権を与える事は、私は反対です。参政権は国民固有の権利に関することですから、参政権を求めるならば日本国籍を取得するべきだと考
えます。
今回の陳情は、総務委員会において議論され審査不要との結果が報告されています。
※市民病院の行方
この夏、議会においても様々な取組が行われます。二十三日には、学識経験者を本市に招き、市民病院を視察後、現在焦点となっている事項について忌憚のな
いアドバイスを受けることになっています。
また、市民病院を所管する都市環境常任委員会は、幾度となく会議を開き、月末には広島の先進例を視察し今後に生かしていく
予定になっています。
そして、病院の調査特別委員会も先般行った市民病院のアンケートについて報告を受けるなど独自の取り組みをしているところ
です。
いずれにせよ、いろんな道がある中で詩にとって最良の選択はどれか。まだまだ模索が続きます。
(市会議員・中島健一)
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