2008年(平20) 3月27日 No.385
※財
政状況の見通しについて
市は、平成28年度までの財政状況の見通しについて次のように見ています。
○収支の見通し
・ 当面、単年度収支については歳出が歳入を上回る状況(財源不足)が続く見通しです。
・ しかしながら、その幅は徐々に縮小し、収支のバランスは次第に改善する見通しです。
○歳入(収入)の状況
・
平成19年度におけるマイナスの税源移譲による個人市民税の減収が考慮され、当面、普通交付税の割増交付が行なわれることとなっています。
・ 個人市民税や固定資産税などの市税の増加傾向を見込んでいます。
・ 財産収入等による新たな歳入の確保に努めています。
○歳出(支出)の状況
・ 職員数の削減を計画的に進めており、これによる人件費の減少を見込んでいます。
・
芦屋市にとって最大の問題となっている公債費(市の借金返済額)の割合については、積極的な償還(返済)を進める取り組みにより、今しばらく非常に高い状
態が続きますが、長期的には負担軽減の効果が少しずつ現れていきます。
・
投資的事業の経費(建設事業費)については、必要性と優先順位をみきわめた上、計画的な実施を見込んでいます。
○財政健全化に向けて
・ 引き続き、市債残高を減少させるための取り組みを進めます。
・ 行政改革を、計画に沿って着実に実行します。
○当面の財源不足への対応
・
財政健全化に向けた取り組みを進めつつ、なお当面不足する財源については基金(預貯金)を取り崩すことにより対応します。
○市債残高の見通し
・ 平成28年度末には300億円台まで減少すると見込んでいます。
○留意事項
・
本見込みは、現段階における直近の地方税財政制度を前提に試算しており、今後の景気の動向や税制改正等により、大きく変動する場合があります。
計画通りに行けば、市債も相当へる事になります。しかし、8年間に約500億円を返済に充てる事になります。早期に返済して体質改善を図ることも大切で
すが、市民生活にしわ寄せをしないように柔軟な対応をする、その判断を間違わないようにしなければなりません。
さて、今議会の新年度議案では福祉センター建設に向けての土地売却、青少年野外活動センター(震災後休館中)の廃止、敬老祝い金の見直し、など政策面か
らも財政面からも判断に苦しむものがあります。
結論は最終日となりますが、芦屋がより一層良くなるように判断をしていきたいと思います。
山手幹線は西宮と芦屋間が今週開通します。紆余曲折はありましたが、市民にとっても利便が向上すると期待しています。
あとは芦屋川のトンネルが完成したら全線開通ですが、あと2年ほどお待ち頂く事になります。
新消防庁舎も来年の2月末には完成予定となっています。
(市会議員・中島健一)
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