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2008年(平20) 3月6日 議会レポのロゴ No.382


※市 長の施政方針
 定例議会初日に、来年度予算について市長が施政方針を述べました。その概要をお知らせ致します。
 市長は社会情勢を述べた後、来年度は3つの柱を基本として推進すると述べました。
 
○行政改革の推進
 平成15年度に策定しました行政改革実施計画の内容を検証し、参画と協働による新しい時代への対応と財政健全化を図ることを目指して、62項目からなる 「新たな行政改革実施計画」を昨年10月に策定いたしました。

 新たな公共サービスの創造、行政サービスの再構築など今後4年間で、財政再建をより確実なものにし、「芦屋の魅力」を守り高め、より ユタから社会を実現し、知性と気品に輝く活気ある「国際文化住宅都市」として自立した発展と活性化を促進してまいります。

 また、地方分権改革の進展に伴い、地方公共団体の役割と責任は、ますます大きくなっていく中、本市は、個性豊かで活力に満ちた「世界 一のまち」の実現に取り組んでまいります。

○「快適で住み良いまち芦屋」の創造
 「安全と環境のまち」、「一度は訪れてみたいまち」を目指し、「市民マナー条例」を施行しておりますが、今後ともより一層、美しく清潔なまちづくりへの 取組の啓発と指導を行ってまいります。

 また、市民の皆様で結成される自主防犯グループの結成率は、平成19年度末に100%を目指しております。犯罪発生件数につきまして は、近年で最も多かった平成14年の2851件に比べ平成19年では1431件へと半減いたしております。

 これはひとえに、芦屋警察署等関係機関のご尽力ならびに市民の皆様の防犯に対する意識の高さの現れであると思います。本市を更に安全 なまちにするため、自主防犯組織の交流を通じて、それぞれの地域で継続できる防犯活動の強化を目指します。

 健康と福祉につきましては、市民の皆様の健康保持のため、新たに特定健康診査・保健指導を実施し、生活習慣病への対策を充実するとと もに、健康増進法に関する各種事業を進めるなど、保健指導に努めてまいります。

 念願でありました(仮称)芦屋市福祉センターにつきましては、財団法人木口ひょうご地域振興財団等との協議を進めてまいります。

○次世代のための環境基盤整備
 子どもたちがすくすくと育ち、勉学に励む事のできる環境基盤の整備に力を注ぎ、次世代を担う子どもたちに、「知識基盤社会」といわれる21世紀を、心豊 かにたくましく生き抜く力を育成する事を最重要課題のひとつとしてとらえ、「教育のまち芦屋」を発信してまいりたいと考えております。

 そのために、特別支援教育の充実と、学習指導員の増員により、学力向上支援の取組を充実させるとともに、「子ども読書の街づくり」推 進事業として、児童生徒が読書に親しみ、教養を身につけるための読書環境を整え、本に親しむ児童生徒を育て、「読解力」の向上を目指してまいります。

 また、少子化対策・子育て支援につきましても、まず妊娠期間中の妊婦の健康増進を図り、安心して出産を迎えていただけるように妊婦健 康診査費助成につきましては、助成回数、助成額を拡充するとともに、生後4ヶ月までの全戸訪問事業の着手や相談業務の充実を図り、子育てを支援する取組を 進めてまいります。

 以上、平成20年度に臨む市政の基本方針を申し述べましたが、「芦屋」と言う名前は全国的に知られているまちであり、誰もが一度は訪れてみたいまち、日 本にひとつしかないまち、世界にひとつしかないまちでありたいと常日頃から思っております。そのため、守るべきところは守りつつも、変えていくべきところ は変えていく、この姿勢を貫いてまいりたいと考え、「まず、芦屋から」を合言葉に取組を進めてまいります。

 今後とも、市民参画と協働を基本に、より一層効率的、効果的な行政運営を目指し、職員は「親切・ていねい・迅速」をモットーに、「市 民の目線」に立った、明るく気持ちの良い市役所を目指してまいります。

とし、その後まちづくりの目標について具体的な取組を述べたところです。

 この施政方針を受け、総括質問では「『芦屋の魅力』を守り高め」や「個性豊かで活力に満ちた『世界一のまち』の実現」という抽象的な言葉の中身を訊ねた 上で、行財政運営について、福祉とまちづくりについて、教育行政のあり方についての4点にわたって質問する予定です。

 特に政策形成のあり方については、福祉センターの事例を出しながら、その問題点について指摘し市の見解を求めていく予定です。

(市会議員・中島健一)

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