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2007年(平19) 12月6日 議会レポのロゴ No.373

※会議録公表が改善
 附属機関等の会議録のあり方について、以前から問題点を指摘していましたが、これについて「会議録等の作成及び公表に関する要 領」が作成され実施される事になりました。

 前進した主な点は…

○会議録の作成は1ヵ月以内
 以前は、「すみやかに」としかありませんでしたが、部署により作成公表までに半年以上もかかるものもありました。具体的に期限を設けたのは大きな前進で す。

○発言者名の記載
 発言者名は原則公開のはずですが、運用で曖昧な点があり附属機関によっては、発言者名を伏せた会議録もありました。これについて、発言者名をきちんと記 載する事が改めて示されました。

○理由を詳細に記載
 会議録から、その会議での非公開または一部公開について、その理由を詳細に記載する事となりました。

○会議資料の公表
 これまで、会議での資料は公開されていませんでしたが、今後、会議に提出された資料も、会議録とともに行政情報コーナーやホームページで公開することと なりました。(一部例外もあります)

※半額助成復活に向 け決議へ
 高齢者の社会参加促進からバス運賃半額助成が行われていましたが、財政的な点から三千円の定額助成に変更されていました。

 この間、コミュニティバス事業も検討されてきましたが当面実現できる可能性が少ない事や、財政的にも制度変更後、期待されたほどの効 果額を生んでいないという点から、半額助成を復活させる事で議会の全会派が一致したところです。
 これを受け、定例会初日に早期復活を求める要望決議を上げる予定です。

※道路整備の 財源確保へ
 道路特定財源のあり方について議論が国で続いていますが、これは地方にも大きく関わりのあるところです。

 今年度予算でみると道路特定財源として市に入ってくるお金は3億5千万ほど。これに対して実際に道路にかかる費用は11億5千万ほど となりそうです。数字を見れば一目瞭然で、市の持ち出しが多いのが良くわかります。

 議会として、財源確保に向けて「地方の道路整備の財源確保を求める意見書」を定例会初日にあげられないかと、代表者会議が幾度か開か れましたが、合意にまでは至りませんでした。

 それは、国でも問題になっている道路特定財源として維持するのか、それとも一般財源化していくのかの観点から、初めに用意された文案 では合意できなかったためです。ギリギリまで調整が続きましたが、初日提案を断念し、今後、議会開催中に合意が得られるよう文案の調整が行われる予定で す。

 地方の政治も国の政治無しには動いていない事が、この事からもお分かり頂けるかと思うところです。

※県の新行革 に対して
 県もようやく本気になって(だいぶ遅い気もするのですが…)新行財政構造改革推進方針(新行革プラン)を打ち出してきました。 早めに手を打たなかった事から、その内容は大変厳しいものになっており、市としても看過する事はできません。

 すでに市長名で、県と市で協調して取り組んでいる事務事業の行革プランについては、一旦撤回、改めて市と協議をして策定するよう要望 書を提出している所です。議会としても、今後要望書を届けるだけでなく、関係部署への直接の陳情など行動を行うべく議論を進めているところです。

 芦屋市から唯一選出されている県会議員には、各種公的行事に顔を出すだけでなく、こういう時にもその存在意義を発揮してもらいたいも のです。

※議会の予算 要求
 議会としての来年度予算要求について、代表者会議で議論しました。
財政が厳しい中でも、代議制の議会としてその活動裏づけとなる予算については、予備費も含めてさらに上積みを求める事となりました。

 議会として、参考人を招致したり公聴会を開いたり、研修会を実施するのにも予算が必要です。また突発的な事項に対応するのにも現在予 算がありません。

 これについて市民から多くの賛同が得られるよう、議会もその権能行使と見える活動の努力をしていかなければならないと思うところで す。

(市会議員・中島健一)

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