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2007年(平19) 9月27日 議会レポのロゴ No.364

※福祉センター構想
 「(仮称)芦屋市福祉センター」構想案(中間まとめ)が報告されました。一部分を紹介します。

○構想策定の経緯
 保健・医療、福祉の総合ケアシステムの推進を目指し、その基礎となる総合福祉センターの整備、保健センター機能の充実整備を総合的に実現するため、基本 構想を平成4年度に策定しました。

 しかし、着工直前に発生した大震災により工事中止を余儀なくされ、その後も市民から整備を強く求められながらも、厳しい財政状況が続 き、事業は凍結されたまま今日に至っています。
 このような中、木口財団と協力する事で長年の懸案であったこの構想が動き始めています。

○建設方法等の前提
 市が現在所有する呉川町の土地約7千uの内、存続を予定している「あしや温泉」用地部分を除く土地について木口財団に売却し、財団が建設する延べ床面積 約1万uの施設の一部(床面積7千u)を市が有償で借用し、借用部分に福祉センターを設置します。

 なお、木口財団が整備を予定している「(仮称)木口ユニバーサルセンター」は、県下を対象とした福祉活動の中間支援機能が中心。

※木口財団
 正式名称は、財団法人木口ひょうご地域振興財団。平成10年に設立された財団法人で、兵庫県におけるボランティア活動、福祉活動に対する助成等を行い、 障害のある人等の社会的弱者にやさしい、明るくすみやすい地域社会の創造に資することを目的としています。

※どちらが良いの?
 突如出てきた、木口財団との協力。土地を半値で売り払い、相手の建てた施設に賃料を払って入居する。説明を聞いても、経費の見通しもまだ良くわからな い、というのが現状と言えます。

 秘密裏に1年も前から交渉が続けられていたと知らされた時は、「その間の、議会答弁は一体なんだったんだと」思ったところです。

 市民の声が多かったセンター構想が前に進む事は良い事です。しかし、福祉に求める市民の願いは刻一刻と変化してきています。また、建てるにしても現在考 えられている手法がベストなのか、それとも他に方法がないのか、まだ議論の余地があるところだと思います。

※ 福祉センターに関する経費比較等の資料が議会に提出されていま
す。お知りになりたい方はご連絡下さい。

※地盤面の設定について
 昨年末に、斜面地建築物の制限に関する条例の改正を求める直接請求がありました。これを受け、地盤面の取り扱いについて検討さ れてきましたが、その基準改正案の報告がありました。

 今月末まで、この案に対する市民意見の募集が行われていますが、その意見を整理した後に、最終案が建築審査会に諮問される予定です。予定通りに進めば、 改正基準の施行は来年1月1日からとなります。

※議員辞職について
 市民から「なぜ辞職したのか」の問い合わせが来ていますので再度。 
 新聞報道のとおり、議長と事務局長に対し、「セクハラ行為を認めて謝罪」があり、その後、辞職願を出した、という事です。

 彼のホームページでは、「なぜ辞職」には触れずに、元議員として「自ら議員を辞職」と更新を始めています。それもひとつの考えと思いますし、個人として 活動を再開するのも自由だと思います。しかし、そんな事よりもまず真っ先にするべき事は何なのか。よく考えて頂きたいと思うところです。
 議員だから仕事を辞めさせる事もできる、ような事を言って相手を萎縮させ、選挙前にもわざわざ口止めする。された方の精神的ショックを考えた事はあるの でしょうか。
 この数週間、記者に追われたりと辛い思いをしたかもしれませんが、それ以上に長い期間、辛い思いをさせた人がいる事を彼は忘れてはいけません。

(市会議員・中島健一)

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