2006年（平18）10月5日 No.320

※議案の表決結果
　９月定例会が閉会しました。本会議最終日の議案表決の結果などをお知らせします。
(議案名は簡易にしています)

○公務災害補償等の改正
　法律の改正により、通勤災害の補償範囲が改正されたことを受け、条例を改正するもの。　　　　　　　　全会一致で可決

○手数料条例の改正
　危険物の規制に関する政令の改正に伴い、船舶の燃料タンクに直接給油する移動タンク貯蔵所の審査手数料の追加。　全会一致で可決

○国民健康保険条例の改正
　法律の改正により条例を改正するもの。内容としては、高齢者一部負担を２割から３割に、出産育児一時金の増額など。　　　　可決

○消防署設置の条例改正
　消防組織法の改正、刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律施行に伴い、条例を改正するもの。
改正そのものに特段の疑義は出ませんでしたが、消防の条例改正でありながら同じ改正部分があると他の条例改正もこの議案で済ませていました。やはり条例改 正は、個々別々にするのが本来あるべき姿ではないかと。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　全会一致で可決

○火災予防条例の改正
　火災警報発令中の山林などでの喫煙を制限するというもの。趣旨は、至極当たり前なのですが、警報発令中なのを山に入ってい る人にどうやって知らせるのか…。実効性に疑問が残る議案でした。
　また、同時に字句の整理が行われていましたが、本来は今年の３月議会までに出すべき事項でした。｢担当者が変わった｣から議案提出が遅れたという話も聞 きましたが、それは理由になりません。適切な事務処理が望まれるところです。　　　　　　　　　　　　　全会一致で可決

○一般会計補正予算
　財政基金、減債基金への積立金追加、ワンストップサービス実施などを補正するもの。基金に積立てずに運用すべきとの意見もありました。ワンストップサー ビスの当局の補正の出し方、また説明のあり方には少々手を抜きすぎというのか傲慢さを感じる点も。　　　　　　　　　可決

○国保事業特別会計補正予算
　拠出金の追加など。　　　　　　　　　　　　　　　　全会一致で可決

○訴えの提起
　市営住宅と改良住宅の３世帯に対して明け渡し訴訟を起こすもの。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　可決
　これについては、次回もう少し詳しくお知らせ致します。

○自転車駐車場の指定管理者の指定
　新たに設置する自転車駐車場の指定管理者を決めるもの。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　全会一致で可決
　　新たな指定管理者は…ミディ総合管理株式会社

○病院事業会計決算の認定
　市長の病院に対する答弁が微妙に変化してきています。当初は、公的医療機関として存続させると明言していましたが、今回は縮小や廃止、委託も含めた全て が検討の対象との答弁に。病院改革が思わしくない事が、その裏にあるようです。
　そもそも、院内開業などを打ち出した改革で乗り切ろうとすることに無理があったのではと思います。当初より、実際稼動しているベッド数にあわせた規模縮 小を早期に打ち出せば…。　　認定

○下水道事業会計の決算認定　　　　　　　　　　　全会 一致で認定

○イラクからの完全撤退求める意見書
　賛成しましたが、少数で否決されました。

○最低保障年金制度創設の請願
　全額国庫負担の最低保障年金制を創設を求める意見書を採択してほしいという請願。賛成しましたが少数で残念ですが否決されました。

○陳情
　各委員会で審議された陳情は、次の通りとなりました。
　民生文教常任委員会
　　　　　・リハビリ調査の政府への意見書提出　　　　　不採択
　　　　　・療養病床の廃止・削減を中止を求める　　　　不採択
　建設常任委員会
　　　　　・大原町伊藤病院跡地に関する陳情　　　採択

（市会議員・中島健一）