2006年(平18)9月7日 No.316
※中央省庁への要請
行動
地方分権に伴い、多くの自治体で財源委譲が行われる中、芦屋市では逆に年間約14億円ほどの減収になることを何度かお知らせしてきました。
震災復興事業などは、将来的にも財源が確保されていることを前提に国や県の指導の下、公債などが発行されています。これらを考えるならば、一律の地方分
権改革を「はいそうですか」と受け入れるわけには行きません。地方自治を発展させるための改革が、芦屋では逆に弊害が出ている実情を中央省庁に訴える必要
があります。
議会では、先日、行財政改革調査特別委員会を開き、中央省庁への要請行動などを決め、特別委員会の正副委員長が代表として上京しました。また、あわせて
定例会冒頭に意見書を提案、決議し中央省庁に送付する予定です。
上京行動についての結果報告はこれからですが、改革に伴う減収については、なんとしても補填措置を引き出すことを議会として確認しているところです。
※常任委員長
との懇談
議会運営を活発にするため、正副議長と各常任委員会の委員長と懇談する場を持ちました。
型にはまらず、所管事務調査の権限を大いに利用し活発な議論を、という点では各常任委員長の間に共通の認識がもてたのではないかと思います。ただ、実際
の運営となると難しい面もあり、しばらくは試行錯誤が続きそうです。
※市長への申
し入れ
議会運営委員会で、市の議会対応(答弁や資料など)に最近誤りが多く、緊張感がないのではないかとの意見が出され、それを受ける形で、正副議長で市長に
申し入れを行いました。
ひとつは、採否に関わる重要な説明には間違いの無いよう注意すること。最近、全額県補助と答弁があったにもかかわらず、市費が使われていたなど、事実と
違う答弁が続いたため。また、答弁について以前の答弁との食い違いが無いよう、変更があったのならばきちんと説明するよう申し入れました。
他にも、審議に必要な資料は事前に出すことや、議員によって答弁の内容や対応を変えないなどを。
応対した、市長と助役からは、「今後注意します」との回答を頂きました。これからの改善に期待するところです。
※知ってました?
芦屋と西宮の市境で未だに未決着のところがある。
財産区の役員の方の話や、市長との懇談の場でも話題になったのですが、西宮と芦屋でまだ市有地争いが決着していない場所があるのです。お恥ずかしい話し
ですが、私も、この話は初耳でした。
昔から水利 権などの関係でもめてきた経緯のあるところで、傷害沙汰なども起こったとのこと。以前にも、決着を図るための話し合いが持たれたそうですが
物別れに終わっているそうです。
その影響を受けているのが芦有開発株式会社。いまだに芦屋と西宮の両市に税金などを二重に支払っているとのことです。
国家間での領有権争いは、今でも北方領土や竹島などありますが、身近な芦屋市にも領有権争いがあるとは…。
※JRにも負
担を
建設常任委員会で豊島区の法定外税について視察しましたが、もう少し深く話を聞きたい声が会派内であり、担当者に芦屋に来てもらうことになりました。
駅周辺の駐輪場問題ですが、そのほとんどが駅利用者にもかかわらず、JR等はなんら制度的には関知する必要がありません。駐輪場整備にかかる費用など
を、やはりJRにも相応の負担をさせるためにはどうすればいいのか、その点を学ぶのが今回豊島区の担当者を呼ぶことになった理由です。
豊島区では、JRなどに法定外税をかけることでこの問題を解決しようとしました。実際に条例も制定しましたが、施行前に廃止することになりました。なぜ
そうなったのか、ことの経緯はなどを学ぶ場にする予定です。条例は廃止となりましたが、現実には実となるものを相当引き出したようですので、その辺りの活
字にできないような話も期待しているところです。
場所等はまだ未定ですが、16日を予定しています。
(市会議員・中島健一)
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