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2006年(平18)8月24日 議会レポのロゴ No.314

※防災総合訓練
 来月2日(土)午前10時半より、海洋町(南芦屋浜東端)にて行われます。
 災害は、突然やってきます。その時に慌てないためにも、ぜひ見学にお越し下さい。今回は、南海地震、そして大雨、大規模事故等を想定し実施する防災総合 訓練です。会場では、炊き出しや展示などもあります。

※知事との懇 談
 阪神市議会議長会主催で知事との懇談がもたれました。県下には地域議長会が3ブロックありますが、知事との懇談を持っているのはここだけとのこと。

 当日は朝食をとりながらの懇談なので、時間がたくさんある状況ではありませんでしたが、それなりの成果は期待できそうです。議長会と していくつかの要望を出しました。
 そのひとつとして、病院の医師確保と経営面からの支援があったのですが、県としてはやはり広域的に配置の見直しも含めた抜本的な改革を目指し検討してい く意向を持っており、個々の対応についてはその後になりそうとのことでした。確かにそれも一理あるかと。

 さて、芦屋の市民病院ですが来年の選挙後にはぜひ議会でも特別委員会を立ち上げて、専門特化や縮小・統廃合も視野に入れた研究調査に手をつけていきたい ものです。

※市議会活性 化
 市議会活性化の取り組みについて、松山市の事例を学ぶ機会がありました。
 芦屋がすすんでいる点、見習うべき点、それぞれありますが、どこも進めていくにあたって苦労しているようです。議会の情報公開、市議会報などでは結構進 んでいるのですが、ホームページでの発信と議会中継では遅れをとっています。
 議会中継は、やり方によっては(例えばホームページと連動させてのウェブ発信等)であれば費用もかからず実現できそうです。また、ホームページでの発信 も今の型枠紹介型から、市民の議会として情報を発信していくものにしていかなければなりません。
 その他にも課題はある程度明確なのですが、合意と人手と資金の壁を乗り越えるのにやはり苦労があります。

※県内の議員定数状 況…
 以前にも、掲載したのですが今回議論が出てきていますので再掲します。

 地方議会の議員定数は、法律で上限が定められています。上限を超えなければ議会の定数のその自治体に合わせて変えることが可能です。
 芦屋市の場合、法定数は30人となっています。以前は実定数28人でしたが、3年前の選挙から4人減 らして現在は24人です。そのため、常任委員会数 もひとつ減る事になりました。この定数が芦屋にとって適切であるかどうか議論のあるところです。

ちなみに阪神間を見てみると・・・

自治体 法定数 実定数 人口
芦屋市  30  24 約9万
西宮市  46  45 約46万
尼崎市  46  45 約46万
伊丹市  34  32 約19万3千
宝塚市  38  30 約22万
川西市  34  30 約15万8千
三田市  34  24 約11万4千
神戸市  72 72  約152万

県内で人口が比較的近いところは・・・

自治体 法定数 実定数 人口
芦屋市 30  24  約9万
豊岡市 30  30  約9万
高砂市 30  28  約9万5千

芦屋より人口が少ないのに議員が多い…

自治体 法定数 実定数 人口
丹波市  30  30  約7万1千
南あわじ 30  28  約5万3千
朝来市  26  26  約3万5千
淡路市  30  28  約5万
宍粟市  26  26  約4万4千

 こうしてみると…

◎人口の多い自治体と比べれば、議員一人あたりの市民は少なく議員は多い。
◎ 比較的人口が近い自治体と比べれば、議員一人あたりの市民は多い。

となります。
 実際には、市街地の広さ、財政規模、自治意識の定着度等の状況などたぶんにその自治体の特性を加味しなければならないでしょ。
 つまり問題の根幹は、民意反映に役立つ議員定数を諸条件から議論すべきであって、単に財源が浮くから削減すればいいというものではありません。議員を減 らせば、政治がよくなるのか、逆にデメリットが出てこないのか。まさに議会制民主主義が問われているのではないかと思います。
 
 さて、議員定数に関するあなたのご意見は?

(市会議員・中島健一)

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