特徴的な点は、ボランティア入門講座を開催すると、その参加者が自発的にボランティア組織を立ち上げ自発的に活動を行っている点で
す。既に全6回の入門講座を3回終わらせ、それぞれの参加者が行政と協力してみどりの保全活動に取り組んでいました。 芦屋でも現在、公園の維持管理を地域住民の方が行っているところもあります。当然、行政は人も金も出し携わりますが、地域再生の一つ
として地域の方に協力してもらうことにより、相乗効果をさらに発揮させていくことが課題となっています。 しかし、ここがまた難しく試行錯誤が続いています。松戸の事例を見ていると、結局コーディネートの仕方によって大きく変わってくるよ
うなので(まあ、当たり前と言えば当たり前ですが…)その点を、いかに上手く機能させるかが、やはり芦屋でのクリアしなければならない課題のようです。 豊島区では、法定外税を活用することで規制、あるいは施策を後押しさせることに取り組んでいます。聞かれたこともあるかと思います
が、放置自転車対策推進税という法廷外税を設け、JR等に駅周辺の放置自転車対策に応分の負担をしてもらう取り組みが行われた自治体です。 この放置自転車対策推進税は、すったもんだの末可決されましたが、結局法の施行前に廃止されてしまいました。廃止に当たっては、JR
等からそれなりの担保を引き出したようですが…。 今回は、それと時を同じくして成立した狭小住戸集合住宅税についての視察です。これは、開発業者に29u未満の8戸以上の集合住宅を
建設する際には、1戸当たり50万円を課税し、その建設抑制を狙ったものです。 芦屋市でもワンルームマンションが増えていますが、良い住環境整備に当たってやはり問題となってきています。 豊島区は、住宅全体の41%が30u未満の狭小住宅が占め、世帯の56%が単身世帯という状況の中、一部ではスラム化に近いような状
況も出てきていることから、このワンルームマンション建設をどう抑制するかが緊急の課題になっていました。その一つの手段として、法定外税を豊島区では活
用しているところです。 しかし、住宅ストックのバランスを回復し、ワンルームの新築を抑制する政策手法としては、税以外での検討をし最終的にこの法定外税に
行き着いたとのことで、芦屋に即活用できると言うものではありませんでした。 ※知事懇談に
向けて HOME |
|