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2006年(平18)3月2日 議会レポのロゴ No.292


※市長の 施政方針より
 定例議会が始まり、来年度に向けての施政方針が発表されました。その概要をお知らせします。

○キーワード
  「安全」と「環境」


○二つの改革方針
・    職員意識の改革、市民の皆様と共に歩む市役所づくり
・    地方分権に対応できる市役所づくり


○重要課題
・    行政改革の推進と地方分権に対応できる行政運営への取り組み
・    「安全」と「環境」への取り組み
・    情報公開と市民参画・協働の推進への取り組み

 市長は、右の「キーワード」「二つの改革方針」「重要課題」をあげ、来年度に臨む施策の基本方針を述べました。

 昨年の施政方針では、


3つの視点
 視点(1)「市民の目線に立って市民と歩む市役所」への挑戦
 市役所は何のためにあるのかもう一度原点に立ち戻り、市民一人ひとりと行政が、お互いに協力しあい、暮らしやすい活気あふれる地域をつくることに挑戦し ます。


 視点(2)「市民から信頼される市役所」への挑戦
行政の透明性をより一層推進し、市民に公正・公平・誠実に接するとともに、全体の奉仕者として自らを律する市役所となり、市民の信頼を得られるように挑戦 します。


 視点(3)「職員自ら変革し、市民と協働する市役所」への挑戦
 職員のモチベーションを最大限に高め、これまでの行政主体で仕事をするやり方を改め、主要な事務・事業において目指すべき指標をきっちり設定し、市民と 協働してサ−ビスの向上に挑戦します。


 を掲げ施策を推進しました。同じような言葉もありますから、昨年の視点にそってどれだけ効果が出たのか、その辺りの総括的な点ももう少し詳しく聞きた かったところです。


 基本方針の中で述べられた事で気に なった点は、やはり大幅な税収減です。


 19年度以降の個人市民税所得割の税率が一律6%になることが予測されています。これは「三位一体の改革」といわれるものの一環なのですが、芦屋市にっ ては致命的な打撃を受けます。※


※    この税率が一律になることによってほとんどの自治体が恩恵を受けるのですが、芦屋市と2〜3の自治体だけが減収となります。

 予測される税収の減少は、概算額で年間13億円以上といわれています。そうなると、これまで行っている行政改革をさらに推し進めなければ、きわめて厳し い状況になるといえます。


 市は、国県にこの減収を補填させるため働きかけを強めていますが、今のところ明るい展望を見出すまでにはいたっていません。この税収減の行方が大変気に なるところです。


※建築基準法違反 の経過
 東横インと同じように建物を改造していたことが発覚した、灘井議員に対する議会対応ですが…
 年末までに改善するとしていたにもかかわらず、いまだに違法状況を続けている灘井議員。その灘井議員からなんら報告もないことから、1月の議運で問題と なり、委員長があって話をすることに。
 その場では、「議運の協議会に出る意思はない」「文章を提出する」とのやり取りがあったようで、その報告が先週開かれた議運に報告されました。


 提出された文章には意味不明な点もあり、灘井議員を議運に呼んで事情を聴取すべきとの声もあったのですが、この日は灘井議員のみが議会に来ておらず (※)意見交換と当局からの事情聴取のみが行われました。


※    この日は、全体協議会があったのですが欠席の連絡はないとの事。事務局が確認すると体調不調で、休むことは事前に伝えていたはずだと…


市の建築指導課の話では、
 この間何度か指導をしているが改善されていない、1月30日に報告書提出があったが好ましくないので2月14日に是正勧告を出している、この件に関して は作為はあると判断している
などが報告されました。
 これを受け、現在開かれている議会中に灘井議員に対する何らかの動きがあると思われます。


(市会議員・中島健一)

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