2005年（平17）12月29日 No.285

※定例議会・閉会
　今年最後の定例議会は、２２日閉会しました。最終日の議案表決をお知らせ致します。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　(議案名は簡易にしています)

◎訴えの提起について　４件
　 災害援護資金貸付金の据置期間の５年、償還期間の５年を過ぎても返還しないので支払催促をしたところ、異議申し立てがあり訴えの提起となったもの。
　 全会一致で可決

◎ＩＴ利用の条例制定
　 行政における申請等を簡易化できるネットの利用を条例化するもの。　可決

◎市民病院条例の一部改正
　 院内開業に伴い、診療科を一部修正するもの。可決

　 今議会中に、市民病院の南病棟の多くが５年以上も前の耐震診断でＤ判定(大地震動により、倒壊し、または崩壊する危険性があるため、より詳細に診断をし安全性を確認するかまたは耐震補強が必要)と判定されながら、耐震補強は放置されたままで、現在も入院患者が入っています。行政の対応のあり方が厳しく問われています。

◎水道事業条例の改正
　 水道料金を約９％値上げするもの。判断に悩み棄権のつもりでしたが、会議で会派拘束となり賛成しました。可決

◎一般会計補正予算
　 アスベスト対策費などの経費追加。
全会一致で可決

◎宅地造成事業補正予算
　 高浜町の造成費に電線地中化等を追加するもの。この間の経緯から、問題点を指摘する声が多くでていました。　　可決

◎福祉会館の指定管理者の指定
　 社会福祉協議会を指定するもの。
　　　　　　　　 全会一致で可決

◎休日応急診療所の指定管理者の指定
　 市医師会を指定するもの。
　　　　　　　　　　 全会一致で可決　

◎デイサービスセンターの指定管理者指定
　 ハートフル福祉公社を指定するもの。
　　　　　　　　　　 全会一致で可決

◎自転車駐車場の指定管理者の指定
　 阪神駅南駐輪場を財団法人自転車駐車場整備センターに、その他の駐輪場をミディ総合管理株式会社に指定するもの。
　　　　　　　　　　 全会一致で可決

◎総合公園の指定管理者の指定
　 ヘッズグループに指定するもの。
　　　　　　　　　　　　　　　 可決

　 この指定管理では、選考方法のあり方、情報公開のあり方などに質疑が集中しました。問題点や改善するべき点は多々ありますが、反対するまではないと賛成しました。

◎谷崎潤一郎記念館の指定管理者の指定
　 有限会社三有に指定するもの。
　　　　　　　　　　　　　　　 可決

　 今回公募がされましたが、応募団体は(有)三有のみでした。選定方法が、応募団体が複数を前提にしたもので、その選考方法に疑問が残ること、選定委員の一人が２００満点中５２点しかつけてないこと等から、反対をしました。表決では賛成１３、反対１０で可決されました、

◎朝日ヶ丘プールの指定管理者の指定
　 特定非営利活動法人芦屋水練学校を指定するもの。　　　　　　　　　可決

◎体育館等の指定管理者の指定
　 あまりにも審査をするには資料が不足し、当局の対応答弁もいい加減さが目立ったことから、審査した委員会で継続審査案件となりました。来年に審査はもちこちに。

◎職員給与の改正
　 配偶者手当を国家公務員並みの金額にするため減額するもの。全会一致で可決

◎特殊勤務手当の改正
　 不要なものが多いのでその見直しをするもの。　　

　　　　　全会一致で可決。

◎厚生制度の条例改正
　 公費負担割合を見直し適正化するもの。
　　　　　　　　　　　　　　　　 可決

◎最低保障年金制度の創設求める請願
　 最低年金保障制度は、指定都市市長会でも求めているものです。私も賛成をしましたが否決されました。

◎継続調査事件
　 各委員会計１４件が閉会中の継続調査事件として可決されました。

◎陳情結果
　　 芦屋川横断トンネルの陳情　　 審査不要(多数)
　　ななくさ学園に関する陳情　　　 結論を得ず

　 以上が概要となります。

　今年最後の議会レポとなりました。来年も引き続きご支援をよろしくお願い致します。

（市会議員・中島健一）