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2005年(平17)11月24日 議会レポのロゴ No.280


※定例議会の予定
 まもなく12月定例議会が始まりますので、日程をお知らせします。傍聴を希望されるかたは、日程の変更もありますのでご注意下さい。

■25日(金) 告示日・議案説明 
■1日(木) 《議会運営委員会》
■2日(金) 《本会議》
        決算特別委員長報告、討論、
         採決、議案提案説明等
■5日〜7日 《各常任委員会》
         議案・請願等の審査
■12日(月) 《議会運営委員会》
■13日・14日
       《本会議》一般質問等
■15日・16日 審査予備日
■21日(水) 《議会運営委員会》
■22日(木) 《本会議》
         委員長報告、討論、採決等

※市は誰に顔を向けているのか
 市の主体性のなさ、いや主体性はあるのだが市民や議会の声は聞かずに、他からの声で施策が変わっていくのを見るにつけ、市は誰に顔を向けているのか、と思います。

  最近続けてそのようなことが起こりました。ひとつは、山手幹線芦屋川横断工事に伴うクロマツ伐採計画の変更です。
  市は、この工事に伴い月若公園と松ノ内花壇のクロマツを伐採することを計画。議会でもこれが問題となりました。市民からも伐採をしないように求める陳情が出ていたところです。

  市の言い分としては、

◎移植しても成功率は20%
◎1本あたりの費用が1000万円
◎移植にあたり剪定が必要で樹形が変わる

などをあげ、議会や陳情には耳を傾けずに伐採をすると表明していました。。
 
  ところが、この伐採が突然変更されました。私も新聞報道で知ったのですが、その理由は県の「検討してほしい」との発言を受けてとのこと。ほんとに「は〜?」と言う感じです。
 
 黒松を残すことが良い悪いは別にして、なぜあれだけ議会でも指摘されていたのに、その時は耳を貸さず、県に言われたからと施策を変えるのでしょうか。市ができない理由として挙げていた点はなんら変わっていません。市の言い分を借りれば、移植するのは5本ですから確率で言えば4000万を無駄にしようとしています。

  もうひとつは、高浜町の造成に伴う件です。

  先日特別委員会が開かれ、明らかになったのですが当初の計画を変え電線等の地中化を打ち出していました。
  これも市は、「予算がないから」と電線等の地中化はしないと明言していました。議会では、そうは言ってもよりよい条件で販売するため、まちの景観からしても地中化が必要との声がでていました。それを聞かずに進めていたのに、業者から「販売にはどうしても必要」との声を受け、方向転換したのです。「予算がないから」はいつの間にか「投資しても回収できるから」に変わっていました。

  施策が変わることは当然あります。途中でよい方向が出てきたら現状に固執することはありません。しかし、市の対応はあまりにも理不尽です。
  いったい議会での議論や市民をなんと思っているのでしょうか。県や業者の声でないとだめなのか。

  要は真剣に取り組んでいない、その場その場で理由をつけては都合の良いように施策を変えているのが市だ、そんな風に言われても仕方がないのではないかと思うのです。

  委員会の中でも言われていましたが、こんなにコロコロと、それも議会で明言したことを変えるのは、民間だったら担当者の責任が問われると。そう言えば、施策を変えてその責任を問われたことは、これまでないような。
  つらつらと書きましたが、このもやもやはスッキリしそうにありません。

※高浜町の造成設計
  まちづくりの構想図が案として出されました。委員会では不満の声が何人からも出されました。
  「このぐらいの構想だったら、わざわざ公社に委託せずとも市が自前でやれないのか」にはじまり、議会への説明のあり方、資料の事前配布がないことや先に記した地中化の問題など。

  まちのコンセプトとして
「海辺の芦屋で 美しく、快適に、悠々と 暮らす。
                  美、快、悠のまち 芦屋高浜」

となっていましたが、そのまちが出来上がるまで、まだまだ紆余曲折がありそうな予感がしてなりません。


(市会議員・中島健一)

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