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2005年(平17)9月29日 議会レポのロゴ No.273

定例議会での一般質問

 今回は、当局の議会答弁についての進行管理、申請主義の改善などを質問しま した。

 質問の概要を掲載し ます。

「1点目、議会答弁の責任と執行についてです。

 議会では、当たり前のことですが、定例会が開かれるごとに活発に議論が行われます。この議論を通し て市の重要な施策や事業が決められていきます。まさに、この議論は、とても大事なものであり、どなたも否定できないところだろうと思います。

 例えば、条例の制定や修正の議案であれば、条文を読むだけで全てが把握できるものにする、という大 前提はありますが、それには少々無理があり、やはり提案説明などでの補足が必要となってきます。

 その補足、解釈や理解の仕方、これらの点をさらに議論を通じて深め明らかにしていくことが議会のひ とつの大きな役目であろうと考えるところです。

 また、一般質問であれば、質問と答弁の積み重ねを続けることによって評価すべき点や課題、あるいは 問題点が浮き彫りにされ、市政の前進につながっていく、そこが、議会、立法府といわれるところの重要な役割だと、確信しているところです。

 さて、議員はみな、基本的にはそのような気持ちで委員会や本会議場で質疑・質問を行っています。

 それに対して当局の答弁はどうなのか、何点か質問していきます。

 わかりやすい質問ばかりではありませんので、当局が質問を正確に捉えられずに的外れな答弁をするこ ともあるでしょう、しかし、これは論外ですので、お互いわかりやすい質問と答弁をしていきましょう、になりますが、問題は質問が明確である時には、質問の 趣旨に沿った適切な答弁をして頂きたい。

 意図的かどうかはわかりませんが、最近は論点をはずしたり、その場しのぎの答弁をしているなと感じ ることがあります。

 特に本会議は、3回それなりに答えれば4度目の質問はありませんから、おざなりと感じられる答弁が ありますし、これは私だけでなく多くの議員が感じ取っているところです。

 例えば、協議します 検討します と答弁しながら、数年立っても何も手をつけていない。前進がなく ても、協議や検討をしているならまだしも、本当に何もしていない。もちろん、全てがそうではありませんが。一部にそういった事があるのは事実です。

 少々きつい言葉で言えば、これは行政の怠慢であり、議会の軽視です。

 議会は、住民代表の機関ですから、それなりの重みを持って答弁して頂きたい。

 そこでお尋ねしたいのは、議会において市長や助役、部長、課長などがそれぞれ答弁されますが、その 答弁の責任は、どこにあるのか。つまり、委員会や本会議など、議会で答弁した責任を追及したい時には、どなたが答弁の責任を取ってくれるのか。当たり前の ことのようでもありますが、お答えいただきたい。

 また、それぞれの役職の 方が答弁されますが、その答弁された内容についての進行管理、検討します、ならいつ検討するのか、節々で進捗状況を管理しているのか。」


 答弁の責任は、もちろん市長にあるとの返事。改めてこの答弁をもとに、今後市幹部が発言に責任を取らないようであれば、市長に責任をとって頂きます。

 市が答弁した事項については、庁議などでその進行管理をおこなっているとの答弁も ありました。ところが、こちらではわからないので、進行管理を行っているならば、議会にも資料を提出するよう求めました。


「いわゆる申請主義の改善について質問します。

6月定例会において、市税条例の一部を改正する条 例の審議が行われました。その審議過程で、年齢65歳以上のものに適用される減免措置の対象者が 490人もいながら、実際の利用者が1人しかいなかったことが明らかとなりました。

いわゆる申請主義、制度対象者であっても申請がな ければ制度を適用しないという、悪い面の典型例だと思うところです。

制度を利用するかどうか、これは最終的には申請者 の判断となりますから、制度対象者を市が把握できないものであれば、致し方ない面もあるでしょう。

しかし、対象者を把握できているなら、そして制度 の趣旨を考えるなら、利用促進を促していくのが本来あるべき姿です。

ですから制度の利用率が限りなく0に近ければ、行 政はやはり問題意識をもって、対象者への通知など利用促進を促すことが必要だったのではないでしょうか。

そこで質問ですが、現在市として対象者を把握して いるが市民からの申請がなく利用率が低い制度にはどんなものがあるのか、ワースト3の制度名、対象者数、利用者数を明らかにしてください。

利用者が少ない状況にある制度について、市として どのような認識をもっているのか

利用率向上のための改善はしないのか」

 明らかにするよう求めた利用率の低い制度については、調査の時間がなかったのか明 らかにされませんでした。

 この点については、再度資料を提出するよう求めました。

認識や改善については、通り一遍の回答しかありませんでした。今後決算なども控えて いますので、それらの場も活用していきたいと思っています。

※ア スベストのその後

吹付けアスベストが確認できた施設

◎施設数 3施設(山手中学校は除去済)

◎対応

3施設のうち2施設(体育館・青少年センター、市立芦屋高校)は、天井裏等で「囲い 込み」がなされている状況。飛散のおそれはない判断し、特段の措置はしない。

  残る1施設(市民会館)は、不特定多数の者の出入りがない機械室内で確認。飛散防止 のための固着化等の対策を速やかに行なう。

 ◎現在成分分析依頼中が38件

 公共施設の検査は現在進行中ですが、これと合わせて民間施設も書類等での問い合わ せによる検査も行っています。これについての結果は、わかり次第報告します。


(市会議員・中島健一)

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