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| 2017年(平29) 6月定例会 議員任期の議案提出 |
○議長（畑中俊彦君） 日程第３。議員提出第１７号、平成３１年６月１０日に任期が満了することとなる芦屋市議会の議員の任期満了による選挙により選出される同議会の議員の任期を定めることについてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
中島（健）議員。
◆１４番（中島健一君） ＝登壇＝
議員提出議案第１７号、平成３１年６月１０日に任期が満了することとなる芦屋市議会の議員の任期満了による選挙により選出される同議会の議員の任期を定めることについて、議案提出者を代表し、提案理由を説明させていただきます。
平成７年１月１７日に発生した阪神・淡路大震災の被害を受け、その年４月に予定されていた統一地方選挙−−兵庫県議会・神戸市会・西宮市議会・芦屋市議会 の４議会、そして芦屋市長の選挙については、阪神・淡路大震災に伴う地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律という特例法が制 定されたことにより選挙が延期され、任期も６月１０日まで伸びることとなりました。
その後、平成１１年以降の選挙についても、毎回、特 例法により統一地方選挙に合わせて行われているものの、任期については６月１０日のままとなっていることから、４議会の議員、そして芦屋市長は、４月の選 挙で選出されても任期の開始は６月１１日からという、いわゆる選挙から任期開始までに約１カ月半から２カ月に及ぶずれが生じていました。
このため、このずれの期間中に重大事案が発生すると、新たな民意で選出された議員や市長が対応できない状況が生じることなどが懸念され、選挙を重ねるたびに有権者の大きな関心を集め、そのずれの解消を求める声が高まってきておりました。
この解決策としてさまざまな議論がありましたが、合理的かつ現実的な手段として、次の選挙で選出される議員の任期を短縮し、震災前に戻すことで、関係する議会が全会派全会一致で合意に至り、芦屋市長も含め一丸となって特例法の制定を国に求めてまいりました。
その結果、県下選出国会議員をはじめ関係する皆さんの御尽力により、先月５月１２日、平成３１年６月１日から同月１０日までの間に任期が満了することとな る地方公共団体の議会の議員及び長の任期満了による選挙により選出される議会の議員及び長の任期の特例に関する法律が成立、同月１９日に公布、施行された ものです。
これまでこの特例法制定に御尽力いただいた各方面の皆さんには、改めてこの場をおかりし、厚く御礼申し上げます。また、芦屋市議会の正副議長と事務局が各議会の調整役としてイニシアチブを発揮してきたこと、このことについても労をねぎらいたいと思います。
さて、この特例法では、対象となる地方公共団体の議会が平成３０年１０月３１日までに特例対象議員等の任期満了日を平成３５年４月１日から同月３０日までの期間内のいずれかの日を定める旨の議決をしなければなりません。
本議案では、平成３１年６月１０日に任期が満了することとなる芦屋市議会議員の任期満了による選挙により選出される同議会の議員の任期を震災前に戻し、平 成３５年４月３０日とするものです。つまり次の統一地方選挙で選ばれる議員の任期を、本来の４年から約１カ月半短縮しようとするものであります。
このことを有権者の皆様のみならず立候補される方にも十分理解して選挙に臨んでいただくことにより、さらにその４年後の選挙で選ばれる議員については、選 挙期日からずれることなく、５月１日から任期が始まり、議員としての活動ができることになって、ようやくずれが解消できることになります。
去る６月２日には兵庫県議会において震災前の任期に戻す議案が全会一致で可決されました。次は芦屋市議会です。震災から２２年、本市議会としても長年の懸 案事項がようやく解決に向けて進み、震災復興に一つの区切りをつけ、未来に向けてさまざまな課題に即応できる議会体制を整えることができます。
これまで、兵庫県議会、神戸市会、西宮市議会の皆さんとともに行動できたこと、感謝を申し上げるとともに、議員各位におかれましては、芦屋市議会第１９期議員としてこの場に立ち会えた誇りを胸に、全会一致で御賛同賜りますようお願い申し上げます。
以上、議員提出議案第１７号の提案説明とさせていただきます。
○議長（畑中俊彦君） 提案理由の説明は終わりました。
お諮りいたします。
本案は、議会運営委員会の協議に基づき、議事を省略し、直ちに討論、採決を行いたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声おこる〕
○議長（畑中俊彦君） 御異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
では、討論はありませんか。
〔「なし」の声おこる〕
○議長（畑中俊彦君） これをもって討論を終結いたします。
○議長（畑中俊彦君） これより採決いたします。
本案は、平成３１年６月１日から同月１０日までの間に任期が満了することとなる地方公共団体の議会の議員及び長の任期満了による選挙により選出される議会 の議員及び長の任期の特例に関する法律第３項の規定により、議員の４分の３以上が出席し、その５分の４以上の同意を要する案件であります。
ただいまの出席議員は２１名であり、議員数の４分の３以上、すなわち１６人以上であります。また、出席議員の５分の４は１７名であります。
本案は、起立により採決いたします。
では、本案は原案のとおり決することに賛成の方、起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長（畑中俊彦君） 総員起立であります。起立５分の４以上であります。
よって、本案は可決されました。（拍手）
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