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2009年(平21)9月 一般質問



○議長(都筑省三君) 最後に、郷土愛をはぐくむために、中学校給食について、子供の名前について、以上3件について、中島健 一議員の発言をお許しいたします。
 8番中島議員。

◆8番(中島健一君) =登壇=本日最後の一般質問です。お疲れのこととは思いますが、最後までおつき合いください。
 通告に沿って一般質問を行います。
 初めに、郷土愛をはぐくむためにの観点から、幾つかの項目にわたって質問します。

 まず、国旗・国歌についてお尋ねします。
 これまでに多くの議員が質問してきていますので、これまでの答弁を幾つか引用しますが、現在もその認識で間違いないのか、状況が変わっているのであれ ば、何が変わっているのか、答弁お願います。

 市長は、平成17年6月の本会議にて、このように述べています。「憲法を擁護することも非常に大事なことだと思いますし、自国の国旗・国歌を敬うという ことも大変大事なことだと思いますので、たった2条の国旗・国歌に関する法律をぜひ国民全部が守っていただくということが国民の責務であると強調しておい て」と答弁しております。

 また、教育長においては、平成18年6月の本会議において、「国旗・国歌の指導は学習指導要領に基づいて行っており、学校におきましては、その学年に応 じた指導を行うということは当然必要であると考えております」。また、昨年6月には、「国旗・国歌の各学校への取り組み状況についてのお尋ねですが、入学 式や卒業式においては、今日、全小中学校で国旗を掲揚し、国歌を斉唱しております」と発言されています。

 現在でも、その認識、現状には変わりないのでしょうか。

 さて、小中学校で郷土愛をはぐくむために、さまざまな取り組みがなされているかと思いますが、その状況についてお答えいただきたいと思います。
 また、芦屋市には市民憲章、市の旗、市の花、市の木などが定められていますが、郷土に関心を持つためには、学校での取り組みが不可欠と考えます。これら について学校ではどのように教えているのか、その点についてもあわせてお願いいたします。

 そして、市においては、市民憲章など市民に向けてどう啓発活動を行っているのか、これについても答弁をお願いします。

 次に、市制70周年が来年に迫っていますが、現在の取り組み状況を明らかにしてください。
 また、市制70周年に向けての学校での取り組みについて何か検討されているのか、これについてもお答えいただきたいと思います。

 さて、70周年に向けてですが、私は、名誉市民条例の活用をぜひ考えるべきかと思います。この条例は、市制施行40周年を契機に設けられましたが、この 30年間、現在まで一度も活用されていません。今回、節目の年を迎えるに当たって条例の活用を望むところですが、いかがでしょうか。
 さらに、市制施行日11月10日を学校休日にできないでしょうか。

 次に、天皇御即位20年について質問します。
 天皇陛下は、ことし1月7日に御即位20年を迎えられました。11月12日には、内閣が主催する記念式典が挙行される予定です。さて、この式典で上映さ れる予定のDVDを内閣府が作成し、この9月4日付で文部科学省から教育委員会にも届いているかと思いますが、どのくらいの数が届けられているのでしょう か。また、その活用について、市及び教育委員会はどのようにするおつもりか、お答えください。

 次に、大きな2点目の中学校給食についてです。
 これは、私の先にお二人の方が質問されて御答弁が出ておりますので、それを踏まえながら質問していきたいと思います。

 芦屋市長は、ここしかないまちづくりをしていくという答弁をされました。これは最初の方の御答弁だったと思います。私もぜひここしかないまちづくりをし ていっていただきたいと思いますが、中学校給食のない、そういった、ここしかないまちづくりは、ぜひやめていただきたいと思います。

 給食について、できない理由をいろいろ御答弁がありました。財政状況が難しいから、そういったお答えがありました。しかし、財政状況がよければ、なら、 やっていただけるのか、その辺もお答えいただきたいと思います。

 そして、教育委員会は、基本的には食べる量の個人差があったり、食を通じての親子の結びつきが大切だからという理由を挙げられています。しかし、食べる 量の個人差は、学校給食にしたって、盛る量を変えれば済むことですし、食を通じての親子の結びつきといいますけれども、中学校給食をやっているところは、 食を通じての親子の結びつきはないんでしょうか。食を通じての結びつき、食事は朝昼晩とるものですから、朝と夜にそれを通じて結びつきもすることはできま す。私は、やらない理由を挙げるのではなくて、やるための、実行するための努力が必要かと思うところです。

 昨年、学校給食法が改正されました。この4月から施行されています。そもそも学校給食法では、第1条で、学校給食は生徒の心身の健全な発達に資するもの として、その重要性を指摘し、学校給食の普及と食育の推進をうたっています。第2条では、学校給食の目的、そして、第4条では、学校給食が実施されるよう に努めなければならないとしています。また、今回改正された学校給食法では、学校給食を活用した食に関する指導の充実がうたわれています。教育委員会は、 この法に照らして、どのように学校給食が実施されるように努めているのか、この点をお尋ねしたいと思います。

 最後に、子供の名前についてお尋ねいたします。
 子供の命名、親ならば経験のある方も多いことかと思います。子供の幸せを願い、そして夢を託し、ふさわしい名前を占いや画数を気にしながら命名に至りま す。

 しかし、そのときの世相もあります。大正元年生まれの男性で多い名前のトップは、大正の正の字をとって正一、大正2年は正二、昭和2年はトップが昭和の 昭をとって昭二、昭和3年は昭三というように、その年をあらわした名前がつけられることもあります。また、女性の名前に多かった子供の子のつく名前は、大 正10年から昭和31年までのベストテンすべての女の子の名前にこの字がついてました。名前は時代を映す鏡と言えるかもしれません。

 さて、その名前に異変が出始めたのが90年代半ばからと言われています。皆さんも記憶にあるかもしれませんが、悪魔君騒動は93年です。悪魔という名前 が申請され、市が法務省民事局にこの名前の受理の可否につき照会したところ、子供の福祉を害する可能性があるとして、親権の乱用を理由に、不受理となった ことがあります。

 数年前には、稀星と書いてきららと読むんですけれども、この名前が複数の自治体で届けられ、自治体によっては判断が分かれました。一方では受理をし、一 方では受理をしない、そんなこともありました。

 明治安田生命が、毎年、名前ランキングを発表していますが、昨年のベストワンに男の子の名前で入ったのは大翔です、この2文字でひろと。これには読み方 がたくさんありまして、ひろと以外には、はると、やまと、たいが、たいと、だいき、だいと、そのほかにも、つばさと読ませたり、まさとと呼ぶこともありま す。

 女の子の名前の第1位は、陽菜でした。この2文字で、ひな。これにも読み方はいろいろありまして、はるなと読ませたり、はなと読ませたりしています。第 7位では、心優。この2文字で、みゆ、みゆう、みゅう、こんなふうに読ませています。
 幾ら当て字がオーケーとはいえ、何でこう読むのか、これでは振り仮名がないととても読めません。それでも、ベストテンに入っているぐらいですから、これ をどうのというわけではありません。

 ベストテンに入らない名前の中に、私からすれば、受け入れがたい名前をつけられた子供がたくさんいます。幾つか紹介します。

 戦争、まさにそのままで、それも女の子につけられています。女の子につけられた名前として、誠太郎、あるいは吾朗、これは稲垣吾朗の吾朗ですね、あるい は食べ物の煮物、絶世の美女と書いて、愛と美のびーなすと読ませたり、片仮名のラッキーに星の字を当てて、ラッキースター、苺という漢字を3つ並べて、ま りなる、朝昼夜と書いて、もあな、こんなふうに読ませています。

 また、男の子の名前では、ポチ男と書いてぽちお、幻の銀侍、アニメの主人公のハム太郎、あるいは樹理笑汰、この4文字で、じゅりえった、これも男の子の 名前です。

 ここに紹介したのはほんの一部です。よく役所の窓口が受け付けたなと驚くと同時に、つけられた名前を一生背負う子供の将来を思わず心配してしまいます。 しかし、子供の名前をつけるのは親の権利ですから、ある意味、親の勝手であり、他人がとやかく言えるものではありません。しかし、普通の常識とかけ離れて いる名前が申請されたときは、受付窓口でやんわりとそれなりの対応が必要かと思うところです。

 ある自治体の市民課業務の職員がこんな川柳をつくっています。「いいのかな いじめられるよ この名前」。法務局も、読み方が適切ではない場合は、受理 すべきでないと各市町村に助言をしています。窓口ではどんな対応をしているのか、お聞かせいただきたいと思います。
 これで1回目の質問を終わります。

○議長(都筑省三君) 山中市長。

◎市長(山中健君) =登壇=中島健一議員の御質問にお答えいたします。
 初めに、郷土愛をはぐくむ取り組みにつきましては、まず、平成17年6月議会の答弁で、私の平和観に関して、国旗・国歌を敬うということは大変大事なこ とだと申しましたが、当然、今もその考えは変わっておりません。

 次に、市民憲章につきましては、昭和39年1月からの市民憲章制定の機運の高まりを受けて、昭和39年4月に芦屋市市民憲章制定委員会が発足、起草委員 会が文案を作成し、その後、答申を経て、昭和39年5月3日の憲法記念日に告示されました。昭和39年7月10日に芦屋市市民憲章推進委員会が発足いたし ましたが、当時の委員会の詳細な活動状況については承知しておりません。現在は、北館広場及び北館1階に設置しておりますレリーフと市ホームページで市民 憲章を公表しておりますが、今後も、パンフレット等に掲載することにより、芦屋市民としての誇りと守るべき規範について周知に努めてまいります。

 次に、市制70周年に向けての取り組みにつきましては、本市の財政状況や昨今の経済状況等から、市制50周年のような盛大な祝い事はできませんが、市制 施行70年の記念すべき節目の年を市民の皆様と祝い盛り上げることができるよう、その内容等について、実行委員会を立ち上げ、検討してまいりたいと考えて います。

 また、議員御提案の市制施行70周年で芦屋市名誉市民の称号を贈ることは、現在のところ考えておりませんが、名誉市民にふさわしい方がおられましたら、 市議会の御同意もいただき、お贈りしたいと考えております。

 次に、天皇御在位20周年につきましては、国民的行事として11月12日に政府主催の記念式典が行われ、内閣府をはじめ各省庁でも慶祝行事や記念行事を 予定されているところですので、改めて本市での催しは考えておりません。

 次に、中学校給食につきましては、畑中議員、森 議員にもお答えいたしましたように、本市の財政状況や教育委員会の考え方等から、現在のところ、中学校 給食を実施することは難しいと考えております。

 次に、子供の名前につきましては、出生の届け出をされる場合、子の名に用いる文字としては、戸籍法第50条で、常用平易な文字を用いなければならないと 定められており、同法施行規則において、常用漢字1,945字、同施行規則別表に掲げる985字の計2,930字の漢字及び片仮名と平仮名が使用できる文 字として定められております。

 原則として、その範囲であれば、自由に名前をつけることができることになっています。漢字の読みについては、殊さら厳密に規定されていませんので、社会 通念上、認められない場合や命名権の乱用と思われるようなときには、その都度、管轄法務局に処理照会を行い、受理決定しております。

 また、出生の届け出は、出生地、本籍地及び届出人の住所地で行うことができますので、芦屋市民であっても他の市区町村で出生届が受理されている場合に は、住民基本台帳には届け出られた名が記録されることになります。
 その他の御質問につきましては、教育長からお答えをいたします。

○議長(都筑省三君) 藤原教育長。

◎教育長(藤原周三君) =登壇=中島議員の御質問にお答えいたします。
 初めに、国旗・国歌についてのお尋ねでございますが、国旗・国歌の指導につきましては、前回御答弁いたしましたとおり、学習指導要領に基づいた発達段階 に応じた指導を行っております。また、全小中学校の入学式や卒業式において、国旗を掲揚し、国歌を斉唱しております。

 次に、市民憲章、市旗、市の花、市の木につきましては、教育委員会で作成している「わたしたちのまち芦屋」という社会科副読本を活用し、指導しておりま す。小学校3、4年生の社会科で、自分たちの住んでいる身近な地域や市について学習する内容があり、副読本の中に市民憲章、市旗、市の花、市の木について も掲載しております。

 次に、市制記念日の11月10日を学校休日にすることにつきましては、現在のところ、考えておりません。
 幼児、児童、生徒、保護者への市制記念日の啓発につきましては、学校園だよりや朝礼等で行っていきたいと考えております。

 次に、市制70周年に向けての取り組みついては、教育委員会といたしましては、子ども読書のまちづくり推進事業の一環として、子ども読書フェスティバル に市制70周年及び教育委員会60周年の冠をつけた事業や、芦屋市教育委員会60周年記念誌の発行等を予定しております。

 次に、天皇御在位20周年につきましては、先日、文部科学省から、「天皇陛下御即位から二十年」というDVDが教育委員会に届きました。小中学校へ周知 するとともに、各校に配布いたしました。

 次に、学校給食は法的に実施根拠があるのに、中学校において実施しないことについてのお尋ねでございますが、学校給食法第4条に、「義務教育諸学校の設 置者は、当該義務教育諸学校において給食が実施されるよう努めなければならない」となっております。学校給食の実施は設置者の努力規定になっております。

 教育委員会といたしましては、既にお答えいたしましたように、中学校においては、現在の弁当昼食を継続したいと考えておりますので、どうぞ御理解をいた だきたいと思っております。
 以上でございます。

○議長(都筑省三君) 中島議員。

◆8番(中島健一君) 2回目の質問を行います。
 まず、中学校給食の方から再質問をさせていただきます。
 端的に聞いていきます。財政状況が好転したら、中学校給食はやるのか、やらないのか、これをお答えいただきたいと思います。

 最初の質問にも言いましたけども、やらない理由というのはわかりました、やらない理由というのは。やる努力をどういうふうにしているのかという、これに 答えてください。今、教育長の答弁もありましたけども、努力規定なんでしょう。努力規定だからこそ、どういった努力をしているのか、中学校給食の実施に向 けてどういった努力をしているのか、お聞かせいただきたいと思います。

 いろいろ資料を準備してきてはいるんですけれども、まずそれについてお答えいただいて、第3質問でまた聞いていきたいと思います。

 というのはね、国旗・国歌のことをちょっと聞きましたけども、国旗・国歌は確かに法律もあるし、指導要領もあります。そういうことはどんどん、どんどん やりながら、努力規定だからといって、法律にあることを何で実施しようとしていないのかということが私はわからないんです。確かに理由はあるでしょう。法 律に規定があっても、理由があれば、各自治体の判断でそれはやらないということもできるでしょう。でも、聞いてる範囲では、やらない理由に、私、ならない と思うんです、食べる量の個人差、食を通じての親子の結びつき。ですから、中学校給食の実施に向けてどういった努力をしているのか、お答えいただきたいと 思います。

 次に、名前の受付対応についてなんですけども、確かに自由につけられるし、窓口での対応、難しいと思いますけども、どういった場合に命名権の乱用になる のか、これについてお答えいただきたいと思います。

 そして、窓口では、命名権の乱用がどういった場合に……、判断ですか、基準の判断、そういったものをお持ちなのか。持って来た場合に、もう何でも受け付 けているのか、それとも、こういったものはだめですよというような判断材料があるのかどうか、そのことをお答えいただきたいと思います。

 私は、市の対応がとっても大切だと思うんです。そこのところで、再度お尋ねしたいと思います。

 次に、天皇御在位20年DVDの活用なんですけども、各校に配布をしたということなんですが、各校に配布するだけでは余り意味がないと思いますので、各 校に配布して、その活用がどうなのかということを教育委員会としてもきっかり見届けていただきたいと思います。

 また、市長部局においては、このDVDですね、せっかく来たものですから、図書館とかそういったところでも、きちんと閲覧に供するであるとか、あるいは ホームページに、こういったものがありますよと市民に教える、こういった啓発も必要ではないかなと思うところですので、よろしくお願いいたします。

 次に、市制70周年の現在の取り組み状況についてお尋ねをしましたら、内容を検討してまいりたいというふうに市長の方から御答弁がありました。

 おかしいんじゃないんですかね。といいますのは、芦屋市制70周年記念事業策定本部会議設置要綱ということで、去年の10月に本部会議が設置されてま す。もうほぼ1年間たっていますけども、このほぼ1年間の間に何も決められなかったということでしょうか。今から内容を検討してまいりたいというふうに おっしゃってますけれども、整合性がないかと私は思います。

 といいますのも、去年の8月4日の段階で行革委員会があったんですが、その中で、具体的にまだすべてが決まっているわけではないんですけども、6つの事 業を今のところ考えています。1つは70周年事業に関して設置要綱と、それから本部会議という形を考えております。これは設置要綱があってつくられていま すけども、この6つの事業を考えていますと言っていますけども、具体的な考えがあるからこそ、こういうふうに出してると思うんです。
 それなのに、今の段階で内容を検討してまいりたいというのは、おかしな話ではないかなと思います。それに、昨年の10月には、市史について、市制70周 年にあわせて発刊しますということを決算の委員会で述べられてます。ですから、幾つか決まっていることもあるんじゃないかなと思います。ぜひそれを明らか にしていただきたいと思います。

 また、芦屋の広報9月15日号、「芦屋の四季・70選」第2期・写真募集ということで、来年の11月10日、市制施行70周年を記念し、市民の皆さんに 撮影していただいた芦屋の美しい風景を記念写真集に掲載しますので、出してください、こういうふうになっています。ですから、幾つかね、事業はどんどん進 んでいってると私は認識していますが、にもかかわらず、内容を検討してまいりたいということは、私は納得できませんし、今、進行してる事業ですね、それを 明らかにしていただきたいと思います。

 また、逐次やっぱり議会の方に報告を私はするべきだと思いますが、その点はいかがでしょうか。

 今、進行している事業、これまで答弁があった6つの事業とかいうその事業の中身も、わかる範囲でお答えいただきたいと思います。

 私は、この70周年というのは、芦屋の歴史をひもといて、学ぶべきところは学んで、伝えていかなければならないことは、これからの芦屋を支えていく人た ちに伝えていかなければいけない大切な節目だと思っています。ところが、その私たちの芦屋の歴史を忘れかけているところがあるんじゃないかなと思うところ があるんです。

 例えば、市の歌。6月議会で、市の歌、市歌として選定されたものはないというふうに御答弁がありましたが、これは本当でしょうか。確かに、市の歌として 公式に告示とか決めたとか、そういう記録は残ってないようですけども、芦屋市民の歌、この市民の歌となっていますが、その制定過程を御存じでしょうか。

 昭和23年の議事録を見ますと、市長の方から、市歌に対する一般民衆からの募集をしますので、これだけの経費を出していますというふうに提起があって、 また、議事録の中には、市歌という言葉は散見してます。

 そして、この市歌の選定には、兵庫県の文化の父と言われた富田砕花さんがこれに加わってるんですね。

 それで、これは芦屋市史年表なんですけども、昭和24年の2月19日は、芦屋市民の歌発表音楽会を仏教会館において開催しました。これは市の事務報告に もあるところです。

 ですから、市歌として市民から募集をして、これも大々的に発表してやってるんですよ。公式に決めたものがないのかもしれませんけど、私は芦屋市の立派な 市の歌だと思います。だからこそ、この市制施行50周年記念事業とありますけども、冊子がありますが、この中に芦屋市民の歌というのが立派に楽譜付で載っ てるんですよ。載せるだけじゃなくて、このときの式典で参加者全員が斉唱してるんです。なのに、市歌がないという答弁は、私は本当に寂しい限りです。

 富田砕花先生がこの市歌の補綴にも加わっていますけども、当時の富田砕花さんの活動というのは、大変な御活動をされてますね。ほかの自治体の市の歌もた くさんつくっておられます。例えば、小野市であるとか川西市、これらの市歌の選定にも加わっておられるんです。それで、この小野市や川西市は、今でもこの 歌を歌い続けておられます。ホームページでもアピールしておられます。

 岩園小学校や精道中学校の歌詞にもこの先生が加わえておられますね。明治から昭和にかけて詩人として活躍して、多くの校歌や市や町の歌を作詞手がけた、 この富田砕花さんの旧宅がこの芦屋市にもあるし、富田砕花賞という賞も市としてやってるんですから、ぜひとも私たちが築いてきたものを後世に伝えるために も、もう少し歴史を掘り起こして、私たちはこの市制70周年を迎えるべきかと思います。

 今回は市歌の質問ではありませんので、そういうところから、この市民憲章をもっともっと取り上げていくべきではないかなというふうに思うところです。

 市民憲章は、昭和39年の4月に制定委員会をつくって、5月3日に発表した、公布をしたというふうなお話がありました。それから、推進委員会がつくられ て、まあ、つくられる過程というのは、皆さんも御存じかと思いますけども、平和で美しい豊かな芦屋市政を全市民で建設するため、市民の心の支えとなる申し 合わせ事項とも言うべき市民憲章をつくってはという市民からの要望でこの市民憲章がつくられました。昭和39年の5月3日に推進委員会がつくられて、以後 20年間、この活動がずっと続けられてきています。20年間です。5周年、10周年、15周年、20周年の節目節目に市の広報できちんと紹介してるし、市 の広報の毎号には市民憲章を紹介してるんですよ。そういった歴史があります。

 だからこそ、この市民憲章というのは、芦屋市民の宝だと思うんです。この市民憲章を忘れていかないように、私は、推進協議会をもう一度つくり直して、改 めて市民の中にこの市民憲章を生かしていくべきだと思います。

 質問としては、70周年に際して改めて推進協議会を立ち上げて、芦屋市民として、この市民憲章の精神をまちづくりに、そして、私たちの社会の規範として 生かしていこうではないかと、そういうふうな呼びかけが必要ではないかなというふうに思いますので、ぜひそのことについてお答えをいただきたいと思いま す。

 学校においては、3,4年生の副読本において市民憲章や市の花、市の木、こういったものを教えられてるということですので、ぜひこれは引き続きやって いっていただきたいと思います。

 11月10日を学校休日にということでは、考えていないということでした。まあ、これは無理かなと思っていたんですけれども、11月10日、学校の休日 にできないのであるならば、市の歴史を学ぶ時間を学校としても設けて、今言った、市がどんなふうにできてきたのかというのを集中的に教えていく、そういっ た取り組みが私は必要ではないかと思いますので、このことについて教育委員会にお答えいただきたいと思います。

 さらに、もう1つ、やはりこの11月10日というのは大切な日だと思いますので、市として、市民の方に、この10日が、11月10日が市ができた日です よというのを何かの形で啓発していかなければ、私は、いけないんじゃないかなと思います。そのために、市の施設を無料開放とかできないかなというふうに個 人的には考えてるんですけども、これはひとつの提案ですので、ぜひ御検討をいただきたいなと思っております。
 それでは、幾つか質問しましたので、お答えをいただきたいと思います。

○議長(都筑省三君) 延刻をいたします。
 岡本副市長。

◎副市長(岡本威君) 中島健一議員のただいまの御質問の中で、私の方からは、中学校給食と、それから、市民憲章について、推進委員会を立ち上げてほしい ということについて、御答弁させていただきますが、まず、学校給食につきまして、財政力が好転すれば実施するのかということでございますが、財政力が好転 しましても、まあ、内容によりますが、要は、その財政健全化になった状態が続いて、中学校給食を実施しても問題がないという状況になれば、それで、なおか つ教育委員会として、ぜひ学校給食を進めてほしいと、中学校給食を進めてほしいという条件が整いましたら、市としては実施する用意はあるというふうに考え ております。

 それから、市民憲章の周知について、推進委員会を立ち上げて、住民に対して周知に努めなさいということにつきましては、先ほど市長が御答弁させていただ きました、70周年の事業につきまして実行委員会を立ち上げて検討してまいりましたので、その中でまた御意見もお聞きして対応してまいりたいと思っており ます。
 私の方からは以上です。

○議長(都筑省三君) 竹内市民生活部長。

◎市民生活部長(竹内惠一君) 中島議員の命名権の乱用についてはどのようなときにって、ちょっと外した答えになるかもしれませんけども、命名は子のため になされるべきであるから、親権者がほしいままに個人的な好みを入れて恣意的な命名をなすのは不当であり、子が将来成長して社会活動をするに当たり、みず からこの名前を用いて満足を感ずるような名を選んで命名すべきであるということが命名の基本っていう考え方なんで、これに反する場合は命名権の乱用となる のではないかと思っております。

 それと、どのような判断材料をしているのかということでございますが、例えば、美しいという字がございますね。それで、この美しいは、普通、びと読むん ですけども、それが名乗りの読み方としましては、よしとか、うまとか、いろいろ表現があるわけでございますが、そういう部分で、それ以外の部分でございま すと、担当者の方は、ふだん使わへん読み方やなということで確認をとっておるかと思います。
 以上です。

○議長(都筑省三君) 西本行政経営担当部長。

◎行政経営担当部長(西本賢史君) ただいまの中島議員の御質問のうち、70周年に関しましてお答えさせていただきます。
 当初、おっしゃいましたように、去年から活動は開始しているところですけれども、行政主体ではなく、市民の方も巻き込むというとちょっと変な言い方なん ですけれども、一緒にお祝いしていきたいということで、一たん、ちょっとその方針につきまして、いろいろと調整をしているところでございます。

 その中で、市史の50周年の発刊、あるいはこれは50周年のときにも実施したんですけれども、芦屋の写真、これは四季の写真を集めております関係上、既 に一般の市民の方からの募集も始まっているところでございます。

 それ以外に、まだ検討過程でして、確定ということではまだないんですけれども、やってみたいと考えておりますことは、ウォールペインティング、50周年 当時のあの規模の大きなことはちょっと無理かと思いますけれども、ウォールペインティングですとか、あるいは一般的に実施される中で、極力、冠をつけた形 で市民の方ともお祝いの機会を設けたいというふうなこともございます。

 それから、これはちょっと日にち的には平日には難しいかと思いますけれども、記念式典の実行というふうなことも考えてございます。おいおい具体化してい きましたら、また、御連絡……、どう言いますか、御紹介させていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

○議長(都筑省三君) 藤原教育長。

◎教育長(藤原周三君) 給食のお答えをしたいんですが、その前に、議員が御意見としておっしゃいました富田砕花のことについて、若干、触れておきたい と。富田砕花というのは、議員御指摘のとおりで、今、美術博物館でも資料の展示等々、予定いたしておりますので、ちょっと先に申し上げたいと思っておりま す。

 それから、給食のことにつきましては、畑中議員、それから森議員、そして中島議員というふうに、本当に多くの議員の皆さんが大変関心をお持ちいただいて いるということ、それだけ市民の要望も強いんだということを私たちも十分認識し、何も今回初めてお聞きしたことじゃなくって、従前からずっと聞いて、私の 前の教育長のころから聞いていたという報告も聞いております。

 我々も、今、中島議員がおっしゃいましたように、何が何でも反対だとかいうんじゃなくて、我々もいろんな点で研究をしてまいりました。

 今、議員おっしゃいませんでしたけども、三木市などは、ついこの間、というよりも、ここ1週間2週間で始めたということも、実際に三木市とも連絡をとり ました。三木市の場合は、吉川町の合併の関係があったやに、そして、初期投資というのか、一番最初にやはり数億円かかったっていうふうな情報も聞いており ます。

 それから、実際にこの近辺でやっている市にも、我々職員の方から手分けしていろんな様子を聞きました。いろんな意見がありました。我々は、それを一つ一 つ具体的には今申し上げませんけれども、我々も非常に真剣に聞きました。

 それで、実際、我々が各中学校で現在どういう昼食の状態だろうかということで、中学校の先生から聞くだけじゃなくって、我々の部長も含めて、指導主事が 実際に学校現場に行って、子供たちが昼食をとっている様子を見てきました。子供たちが先生と一緒に和気あいあいと食べている、いい雰囲気だったという報告 も文章等でいただいております。

 それから、子供たちが学校給食についてどんな考えを持ってるんかということも、きちっとした数字はまだ、休んだりいろいろしてますから、出ておりません けれども、大体、子供たちの中の半分以下が、やはり40何%が給食をしてほしいと、50何%が弁当の方がいいというふうな判断を今しているような、まだこ の数字は、今まで、はっきりとした数字じゃございませんので、言えませんでしたけれども、そういう中で、我々も今非常にこの給食について真剣に考えている んですが、しかし、我々は今のところ答弁の中で申し上げたとおり、今までの子供たちの発達の状況等々、きょう畑中議員に、朝、御答弁申し上げましたとお り、現在のところは弁当でいきたいと。さらに、弁当のあり方についても、我々は、再度、やはり研究しよういうことで、この前からいろいろ取り組んでいると ころで、子供たちの昼食については、我々も非常に気をつけて今後も取り組んでまいりたいと思っています。
 以上でございます。

○議長(都筑省三君) 上月学校教育部長。

◎学校教育部長(上月敏子君) 天皇の御在位20周年のDVDの活用のことでございます。
 DVDは14本送られてまいりまして、各小中学校へ11本配布、教育委員会に3本今のところあります。

 DVDの内容につきまして、今後の活用ですけれども、学習指導要領6年生社会科内容の取い扱いとの関連になってこようかと思います。天皇の国事に関する 行事等の文言がございます。活用状況につきましては、今後、学校現場を、取り組み状況をよく見てまいりたいというふうに思っております。

 2点目の市の歴史を学ぶ時間を設けてはどうか、そういう取り組みを行うことはどうかという御質問でございました。

 郷土のことを知ることは本当に大切なことであるというふうに思っております。郷土に対する愛というのは、体験を通して自分の中に醸成されていくものであ るというふうに考えております。芦屋の歴史的な建物であったり、遺跡であったり、文学であったり、人物であったり、出かけたり、調べたりする中で、培って いくというふうに思っております。校長会や、それから授業推進担当者会を通しまして、今後、さらに進めてまいりたいというふうに、また、そういう時間を、 この「私たちのまち芦屋」の中にも芦屋の歴史に触れているところがございますので、そういったところを丁寧にまた指導していくようにしていきたいというふ うに思っております。
 以上です。

○議長(都筑省三君) 中島議員。

◆8番(中島健一君) 市の歴史を学ぶ時間、今、お答えいただいたんですけれども、やはり11月10日の日にそういう時間を設けていただくのが、子供たち にとっても、きょうはこの日ですよというふうに頭に入りやすいと思いますので、年間通していろんな場で市の歴史を学ぶ時間があるとは思いますけれども、や はり10日の日にも極力つくっていただきたいというのが趣旨ですので、そのことについてお答えをいただけたら、ありがたいです。

 あと、70周年の事業についてですが、市民を巻き込んでやっていきたいので、今、方針を調整中だということで、理解をいたしました。

 今後、まだ検討して、いろいろ事業が出てくるかと思いますけれども、それについては逐次やはり議会の方にも報告お願いいたします。

 そして、事業が私たちの知らないところでどんどん進んでいくというのは寂しい限りです。ぜひその点はお願いをしたいと思います。

 70周年を契機に市民憲章推進協議会をぜひ立ち上げていってほしいということについてなんですけども、何で市民憲章のことをこれだけ言うかっていった ら、やはり市民としてどういうふうにしていかなければいけないのか、その原点のものだと私は思うんです。だからこそ、市民の方が芦屋市民としての誇りを持 つためには必要だと思いますし、それを実践していくことが芦屋の市のまちをよくしていくことにつながるから、今回、取り上げさせていただきました。

 ですから、いろんなところに、パンフレットとかにも市民憲章は載ってます。教育委員会にも、こういった教育行政要覧にもきちんと載ってますし、議会がつ くった議会提要にも載ってますし、市がつくるパンフにも載ってるかと思います。ですから、そういうところでも、あらゆるところでやっているかと思います が、70周年に際しても、改めてこの市民憲章に光を当てるという取り組みをぜひしていただきたいと思います。記念式典のパンフがつくられるんかな、何かそ んなお話があったかと思いますけども、それにもこの市民憲章というのはぜひ載せていって、どういう過程でできてきたのかということを市民の方に改めて知っ てもらう努力をしていただきたいと思うところです。

 あと、名前の受付対応について、その命名権の乱用のことについてお話がありました。難しいなとは思うんですけれども、やはり子供さんのことを考えると、 親御さんは一生懸命考えてつけられた名前だとは思うんですけども、はたから見たら、どうかなという名前もやはりあるかと思うんです。その大切な名前を届け 出る先は、この芦屋の市役所の窓口になりますが、窓口の対応によってその子の生き方が変わっていくというかな、そんなことになりかねませんから、ぜひ慎重 な対応をお願いしたいと改めて指摘をしておきます。

 それで、最後に、中学校給食についてですが、市長部局の考え方はわかりました。何もやらないということではなくて、財政が好転して条件がそろえば、やっ ていいんだよということで私は理解しました。それには、財政の好転と教育委員会からのやってほしいということがあればということでした。

 教育委員会、ぜひやる方向で検討していただいて、市長部局にやりましょうという働きができるような取り組みをしていただきたいと思います。

 この間、研究をしている、あるいは真剣に考えているっていうお答えがありましたけれども、中学校給食、今に始まった話じゃないわけですよ。私が議員に なってから、もう10何年たってますけど、もう長いスパンで、いろんな機会をとらえて、議会の中でもこの中学校給食が実施できないかということを聞いてま す。ほかの議員さんもたくさん聞いてます。そのたびに理由がいろいろ挙げられてますけども、例えば、研究していると言われますけれども、その成果というの が見えれば、私らも、ああ、そこまで頑張ってるんだというふうに言えるんですが、いま少し2回目の御答弁の中でありましたけども、中学校給食の実現に向け て努力している姿勢を私らにも教えていただきたいと思います。今後ですね、今ではないですよ。これから教えていただきたいと思います。

 それで、努力規定なんですから、私らが質問すると、必ずこれこれの理由で、こんな理由があって、できないというふうに言われますけども、今こんな形で努 力をしている、あとこれを改善していけば、また一歩さらに前進します、そういった答弁をこれからはぜひお願いしたいと思います。

 それで、まず思うのは、教育委員会は財政のことは余り考えたらいけないと、考えずにといったら言葉はおかしいんですけども、中学校給食を実施することが 子供たちにどうなのかということを視点において、ぜひ検討していっていただきたいと思います。お金のことを考え出したら、それはなかなか難しい面もありま すから、それは市長部局の方に任せて、教育委員会は、お金はないけれども、ぜひやってほしい、そういった姿勢を見せるときが来るかなと思いますので、期待 をしているところです。

 それで、国の考え方なんですね。国は、もう、ぜひ中学校では給食を実施すべきだという方向にあるんです。それが国の考え方です。だからこそ、70数%ま で全国で中学校給食が広がってきてるんです。

 これは昨年の2月にある代議士が中学校給食のことを聞いてるんですけども、当時の国務大臣が、教育的意義っていうのは非常にあると、これは教育委員会も お認めになるかと思います。でも、なかなか実施できないというのが現実にあるかと思います。

 そのほかにも、答弁の中身で言えば、学校給食につきましては、その意義はもう言うまでもないと。学校給食、もっともっと割合が高まっていくことについ て、それを促進すべきであるということは、疑いのない、論を待たないところでございます、これは政府の考え方です。

 先ほども言いましたけど、国旗・国歌ばっかり法律や学習指導にとらわれずに、こういうところにこそ法律重視の姿勢をもって、国の考え方に沿って中学校給 食を実施するのが私は教育委員会の責任かと思いますけれども、その点について再度お尋ねしておきたいと思います。

 それと、今回、法律が改正されたのは、最初の質問のところで述べましたけれども、学校給食法の一部改正で、学校給食を活用した食に関する指導の充実をす るために、今回、わざわざ10条というのが新たに改正されてるのは、もう御存じかと思います。学校給食を活用した食に関する指導の充実です。これに関し て、今、教育委員会はどのようなお考えを持ってるんでしょうか。国の方では法律を改正してまでこの学校給食を活用した食に関する指導というのが言われてい るんですけども、それでも学校給食はなくても食に関する指導ができるものと思っているのかどうか、最後にその点をお尋ねして、質問を終えたいと思います。

○議長(都筑省三君) 市長。

◎市長(山中健君) 私の方から、中学校給食につきまして、基本的な、特に財政的な面で、非常に難しいということを説明をさせていただきたいと思います。

 全国的にもそうでありますが、特に本市の場合は、あれもこれもということができませんで、もうあれか、これかという選択を迫られているわけであります。

 そうした中にあって、学校の耐震化とか空調化とか教育環境の整備、あるいは学力の向上や本を読むということに力を注いできました。

 その中にあって、中学校給食を導入するということは、例えば、今、小学校の形、自校方式を取り入れるということになれば、大体、私の試算では1億数千万 円から2億円近いお金が出ていくのかなと思います。ならば、センター方式にすればいいんじゃないかということでありますけども、センター方式にすると、や はりかなりの初期投資もありますし、中学校でできるなら、小学校もセンター方式にしたらどうだというような提案もないではない。これはやっぱり、今の小学 校の学校給食というのは、私はもう日本全国に誇れる立派な学校給食だと思いますので、これはぜひ守っていきたいと思いますので、そうしたセンター方式にな る、中学がそうしたセンター方式になるのがいいのかどうかということもありますし、今の弁当が、数字には出ませんけれども、はかり知れないやっぱり効果も あるわけでございます。

 その辺を十分見きわめながら、財政的にこうすれどうだというような御提案があれば、また考えさせていただきたいと思います。
 以上でございます。

○議長(都筑省三君) 藤原教育長。

◎教育長(藤原周三君) 財政面のことにつきましては、私の方からお答えはいたしませんが、今、議員が御指摘のように、食について学校で教えるのは、これ は、議員の御指摘を待たずとも、そのとおりだと思っております。

 それで、私ども、何回もこの話については、委員会でも、文教関係の委員会の中でもお答えを申し上げたんですけども、我々もやはり食の大事さというのは十 分認識しておりますし、やらなきゃいけないことだと思っておりますが、私は、非常にうれしかったのは、中学校に行ったときの先生方と子供たちの非常にいい 関係っていう、そういう昼食の状態を報告を受けて、これは中学校の校長からも受けてるんですが、非常にいい状態であるというのが非常にうれしい思いをしま した。

 それで、もう1点、確かに栄養のことについて、我々が真剣にやはり考えなきゃいけませんけども、私は、日ごろから、やはり食については原則的には家庭が 責任を持っていただきたい。学校はあくまでもその補助であるという考えでおりますので。といって、何も学校給食はだめというふうなことを言うつもりじゃな いんですけども、栄養については原則的にはやはり家庭で責任を持ってもらい、我々はその補助の関係にあるんだということを今思っておりますので、今後も、 弁当のこと、それから給食のことについては研究を続けてまいりたいと思っております。
 以上です。

○議長(都筑省三君) 上月学校教育部長。

◎学校教育部長(上月敏子君) 11月10日に市の歴史について指導してはどうかという御質問ですけれども、学校の中で年間指導計画や行事等の関連が既に ございますので、今後よく学校現場と協議いたしまして考えてまいりたいと思います。

 それから、給食の食育の件でございますが、確かにおっしゃるとおり、給食は生きた教材として、学校給食を活用した指導というのは非常に意義のあることだ というふうに思っております。しかしながら、平成19年3月に兵庫県が出しました学校における食育実践プログラムの中で、もし給食がない場合、各教科等の 基礎基本として示されている食育に関連した内容の定着を丁寧に行っていくようにというふうな方針が出されております。そういった意味で現状進めてまいりた いというふうに思っております。

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