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2005年(平17)12月 表決での討論



第80号議案 芦屋市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 病院事業の経営を健全化するため、現在様々な取り組みが行われています。その柱の一つとして院内開業制度が進められており、診療科目の見直しが提案され ました。院内開業医制度については問題点があると思います。しかし、会派として、病院の民間への売却、または規模を縮小、ベッド数も大幅に縮小するのがベ ターだと考えており、その一環として診療科の見直しも必要と考えますので、今回の議案には賛成するところです。

 しかし、この場で一言、当局と病院関係者に言いたいことがあります。
 命を守るとか、生命の尊厳を守るとかよく言いますが、それをしっかり実行して頂きたいと。
今議会中にも市民病院の耐震性能が明らかになりました。平成11年10月の耐震診断報告書では南病棟は多くがD判定。D判定とは、大地震動により、倒壊 し、または崩壊する危険性があるため、より詳細に診断をし安全性を確認するか、または耐震補強が必要であると言うものです。
 
 にもかかわらず、安全性を確認するどころか、この5年間耐震補強を放置し、その病棟に入院患者はいれたまま。本来ならその安全性が確認されるまで、行政 としての他の対応があったのではないでしょうか。行政のその対応のあり方を厳しく批判します。

また、この耐震性の問題と合わせて病院事業の改善計画を進めていれば、また別の道も開けていたのでなないのかと思うと残念でなりません。
 

第91号議案 芦屋市職員の特殊勤務手当に関する条例の全部を改正する条例の制定について

 議会の附帯決議を受け、ようやくその見直しが始まりました。しかし、今回の議案には大きな期待をしていただけに、がっかりしました。他の自治体では全面 見直しをし、その制度のほとんどが撤廃されているところもあるというのに、それに比べるとまだまだ不十分であると指摘せざるをえません。
 ましてや、委員会質疑の中で、現時点においても手当の存在理由、その意義にまともに答えられないものもあったところです。
しかし、以前に比べれば一歩前進ということで賛成をいたします。今回の議案で制度の見直しを一休みすることなくさらに続けていくよう、重ねて強く指摘をし ておきます。


第93号議案芦屋市谷崎潤一郎記念館の指定管理者の指定について

 ワークショップでは、指定管理者の導入について支持はしつつも、その選定にあたっては公正公平な選定である必要があることから、その経緯経過に問題があ ると感じる場合には反対をこの間表明してきているところです。

 今回、この谷崎記念館の指定管理者の選定ですが、今回応募してきた団体は1団体だけでした。それはそれでありうることですが、選定方法の前提が複数の場 合のままで選定を行っていることには、やはり疑問を感じざるをえません。
また、選定委員のお一人が200点満点中52点しか評価していない点も気になるところです。

 指定管理者の選定は、公の施設を民間に任せるのですから誰が見ても納得できる形が望ましいのが当然ですし、そのための努力を当局は惜しんではならないと 思います。
 
 はじめて指定管理者の選定となった火葬場の際に、会派として、「行政がきちんとした対応をしていなければ今後反対もありうる」と表明し、そういった対応 をこの間してきていますが、今回は応募者が1団体であったときの選定方法に疑問を呈する意味から反対を表明します。


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