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2001年(平13)9月13日 議会レポのロゴ No.98

四十億円、事業費減額へ

 南芦屋浜に整備予定の総合公園事業について、総事業費約二百五十億円のうち四十億を削る計画縮小案の報告が特別委員会にありました。

 今回の縮小案は、市の財政悪化を受け計画を見直したものです。具体的には

○陸上競技場のトラックを全天候型からクレー(土)にする
○照明設備の整備を先送りにする
○コンクリートスタンドを芝生する
○クラブハウスなどの利用拠点を施設を六棟から三棟にする
などです。

 市が事業の見直しを行った点では評価できます。しかしながら、陸上競技場そのものが必要なのか、ここまで踏み込む必要があります。全天候型トラックでさえ利用頻度は少ないと予測されるのに、クレーにすればなおさら利用回数は減り、施設の建設そのものの意味が問われます。

 ラグビー協会やサッカー協会からも、陸上競技場ではなく多目的広場にするべきとの改善要望書も出されています。計画を見直すのであれば、陸上競技場の必要性にまで踏み込み、計画を変更するべきだと思います。

市の借金は千百億円

 二〇〇〇年度の決算収支見込みの報告によると、市税収入は三年連続で前年度を下回り、市の借金も千百億円と震災前の四倍、過去最高になっています。収支も四百七十八万の黒字となっていますが、これは基金を取り崩しているためで、実質の単年度収支は三億八千万の赤字です。基金が底をつく四年後には二十七億円の収支不足に。

議長交際費の支出を明確化

 会派代表者会議が開かれ、議長交際費の支出基準を明確にする事が確認されました。

※特別委員会などで報告された資料など、閲覧したい方はご連絡ください。

(市会議員・中島健一)


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