四業者を参考人招致

　汚職調査の特別委員会は、31日（火）に汚職事件で贈賄側の業者を下請けに使った元請の三業者と一次下請け業者の参考人招致を行いました。

　参考人として招致した業者は、柳土木、山手造園、住友建設、三同建設です。
　「大協」を下請けに出した「柳土木」は、富田前助役からの働きかけについての質疑に対し、「落札した後、助役室に呼ばれた。工事区域に地元業者がいるので、トラブルを起こさないように仲良くやってほしいという趣旨のことを言われた。大協を指している認識はあった」などと答えました。しかし、これまで明らかになっている以上の事実は得られず、談合の疑いについても「そういった事実は無い」と否定しました。

　岩園小学校の件では、住友建設が議員から業者名を挙げて「よろしく」の電話があったことを明らかにしましたが、一次下請けの業者とともに、海月建設の参入は議員等の働きかけがあったからではないと否定しました。しかし、これらの質疑の中で他の二社が事件に関与した別の議員の名前を使って下請け参入を求めてきたことが明らかになりました。

　どの業者も、事件への関与や談合の疑惑を否定しましたが、他の市議の関与も出てきたので、一業者については再度参考人招致を行うことになりました。また、市関係者ではまだ事情を聞いていない当時の建設部長を参考人として呼ぶことに。

　今後の日程については、6日（月）に委員会を開いて協議する予定です。

（市会議員・中島健一）