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2001年(平13)4月5日 議会レポのロゴ No.81

入札制度改善委員会

 談合や汚職の温床といわれる入札制度の改善の為、入札制度の改善委員会が設置されました。取り組みは評価するものですが、
(1)委員は、学識経験者、市民、市の職員、計11人で構成されるのですが、それぞれ3人、2人、6人と市の職員が過半数を占めていること
(2)設置要綱では「審議する」にとどまり、改善策の提言等に触れられていないこと
が気になる点です。今後の動きを見守っていきたいと思います。

学校教育審議会の答申

 約五ヶ月に渡って審議を続けていた審議会が、答申を出しました。概要を報告します。

一、現状と課題
生徒数減少が続く中、学校が小規模化し、学習や行事等の教育活動の減退が予測される。よって、中長期的な展望に立ち、高等学校の規模や配置の検討が課題。

二、市立芦屋高校の存廃
廃校意見 12人
 高校設置の法基準(人口10万人以上等)を満たしていない。市採用教員の高齢化人事の停滞(配転ができない)が問題。過去2回の答申後も学校が改善されていない。設置基準の募集定員80人割る現状では、経費に見合う教育効果がなく納税者の納得が得られない。設置は生徒急増に対応するもので、少子化の中その役割は終わった。など

存続意見 3人
 理由はどうあれ、教育環境を破棄するのはよくない。やる気のある教員を配置して改革をすすめる余地はある。入試改善を図り、学ぶ目的をもつ生徒を入学させる。普通科にとらわれず、専門高校などの新しい高校として残す。

三、高校の通学区域の見直し
神戸第一学区と統合 10人
 学校選択の弾力化が進んでいる現状では、生徒に選択力をつける必要がある。県立芦屋南高校の募集停止で選択肢が二校に減るので、選択の幅が広く個性を生かせるほうがよい。

その他の意見 5人
学力実態が把握できていない。学区制そのものの存在に反対。通学時間、生徒負担経費軽減の面から、芦屋単独学区がよい。
以上の内容の答申が教育委員会に出されました。

現職市議「書類送検」

 畑中議員が贈賄容疑で書類送検されました。容疑とはいえ、書類送検された事実は重く、今後百条委員会で問われてきます。

 今回は、議員の倫理観をあらためて問い直す大きなきっかけとなっています。私も「汚職や業者との癒着は絶対しません」と掲げていますがこれまで以上に、襟を正していきたいと思います。そして「事件の原因究明と再発防止」に引き続きあたるとともに、政治倫理の確立とその実践に向けても取り組みを強めていきたいと思います。

(市会議員・中島健一)


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