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2001年(平13)3月1日 議会レポのロゴ No.76

市民団体からのアンケート

 「市民がつくる芦屋会議」から汚職事件に関するアンケートがきました。その質問事項と私の回答を紹介します。
質問事項(該当に○を)

(1)汚職事件は、富田助役と関係業者などだけの問題だとお考えですか。
・助役個人の問題
・市長、行政の持つ構造的問題
・その他

私の回答 その他

 助役個人の問題にすると、同じ事が繰り返される可能性があります。かといって構造的問題だけとも言い切れないと思います。
★制度的弱点、元助役と業者の倫理観欠如がからみ合っているので、どちらか片方に起因するものではないと思います。

(2)議会の機能として、地方自治法百条に基づき調査権を持ち調査を進めるべきと考えますが、お尋ねします。
・必要 ・必要なし ・その他

私の回答 その他

 今後の調査で資料隠し答弁忌避など当局の姿勢に問題が出てくれば必要と考えます。また、疑惑議員の喚問等には必要になってくると思いますが、調査事項すべてに百条権限が必要とは思えません。
★調査特別委員会を設置する段階から権限を与えるのも一方法とは思いますが、それには調査事項を特定する必要があると思います。一般的件名でなくどの調査に必要なのか、それを委員会で明らかにする方が先だと考えます。そうでなければ個々の思惑による乱用も懸念されるところです。

(3)市長は、すでに助役を解職し国土交通省に復職させました。この結果真相究明が進まず、市長責任も不明瞭になり真相隠しだと考えますが。
・そう思う ・そう思わない ・その他

私の回答  そう思わない

 助役解職の理由については、理解できるところです。
★市長は助役から辞職願いが出され、それを受理せず解職の手続きを進めました。一部には懲戒処分をしないのは問題だと言う意見もありますが、それは規則という手続き上困難なのは明らかです。「規則を変えよ」の声もありましたが、たとえ改正したとしてもこの件に遡及させるのは法治上問題が残りますし、財政上の点からも市の判断はベターな選択だと思います。

 しかし、これにより元助役に対しての市による真相究明が困難な状況になるのも事実です。この点でも議会の果たす役割が大きいと考えます。元助役へ証人喚問等活用をすることにより、市長に問題があればその責任もおのずと明らかになると思います。

(4)その他、今事件で思うこと。議員ご自身の取り組みなどを自由に

私の回答
助役はもとより、疑惑議員に対しては憤りを感じます。病気入院等の理由で説明を避けるのでなく、きちんと釈明すべきです。今回の件については、特別委員会を立ち上げ、腰を据えて究明と改善をしていかなければならないと考えまず。

あれあれ…

 2月16日に市職員の懲戒処分が出されました。休憩時間中に飲酒して、その後職場に戻らないとは…

懲戒処分 建設部職員
処分理由
酒気帯び運転で事故を起こした。
勤務中の職員に飲酒させ、欠勤させた。
処分内容 停職 1ヶ月

懲戒処分 建設部職員
処分理由
休憩時間中に飲酒、その後も職場に戻らず
酒気帯び運転に同乗
処分内容 減給 十分の一 

文書による訓告
右記処分の管理監督者(課長・課長補佐)

口頭による厳重注意
右記処分の管理監督者(部長・次長)

新助役には…

 新しい助役にはこれまでの方針を転換し、内部登用することを市は明らかにしました。、名前の挙がっている方は…

中野 正勝 (なかのまさかつ)
昭和39年 市に就職
同和対策部、都市計画部をへて、現在は建設部次長。

(市会議員・中島健一)


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