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2001年(平13)2月1日 議会レポのロゴ No.73

情報が錯綜

 助役逮捕から1週間程が過ぎ、ようやくマスコミ報道も落ち着いてきました。
現時点(28日)までの報道と議会の動きを追ってみると…

22日(月)

○「実績無視 業者差し替え」「5社実績なく初指名」選定の経緯捜査の記事
☆業者選定委員会は市幹部10人で構成し冨田助役は副委員長で、差し替えを提起したのは管財課。その過程を明らかにすることが重要か。

○議会代表者会議開かれる
☆開会前から報道関係者であふれる委員会室は異様な雰囲気。冒頭、市長から「大変ご心配やご迷惑をかけることになり申し訳なく深くお詫び申し上げたい……許しがたい、私にとって痛恨の極み」のコメント。「臨時議会を開いて」の声には「事実関係が明らかでないので、現在のところその考えはもっていない」。この会議で合意したのは、「真相解明と再発防止に向けて特別委員会を設置する」という点でした。しかし時期については様々な意見が。

○市議が助役と業者と三人で海外旅行
☆この報道で行った事を認めた市議は会派を退会。費用を払っていたとしても疑惑を受けて当然の行為。

23日(火)

○市側に議会として全体協議会の早期開催を申し入れ
☆「どこまで可能か検討」の答えにとどまる。この日も対応について代表者会議が開かれる。

24日(水)

○連合審査会開催で合意
☆この日も代表者会議が開かれ「市側の返事を待っていては、代表者会議で一致した真相究明と再発防止が進まない」ことから、建設と総務常任委員会で連合審査会を設置することで合意しました。市側では業者選定委員が参考人として警察に事情聴取が始まる。

25日〜26日

○選定委ずさん指名 建設業法違反の恐れ
☆「義務付けられている社員技術者を贈賄容疑の業者は配置していない」の報道。県の県土整備部は「県だったら指名からはずしている」のコメントも。この点も明らかにするべき点。

○連合審査会を30日(火)開催に

○市民団体等から抗議文や申入れが

27日(土)

○市民からの苦情わずか
☆助役逮捕から前日までに寄せられた電話での問い合わせは5件程で、ホームページへの書き込みも11件とか。数が少なのは意外でした。

○淡路島にも接待?
☆「高級旅館で宴会、翌日ゴルフ」の報道。次々と明らかになる事実に、ただただ驚くばかり。「悪いことはいつかは発覚するもの」の見本。

○市長、住民らに謝罪
☆この日、土地区画整理事業の対象地区の地権者らで組織する「芦屋西部地区まち再興協議会」の定例幹事会に出席。「監督不行き届きを心からお詫びします」と陳謝し、「今からが最盛期で、一歩もとどまることは許されません。ご協力を得ながら事業の完了を目指し頑張る」と述べたようです。

○県職員派遣要請
☆事業の遅れを懸念して、市は県に職員の派遣要請を行いました。具体的なポスト、時期は協議中との事ですが、ほんとにそれでいいのか。

☆まじめにやっています
今回の事件で「あんたも同じ穴の狢だろう」と言われる人もいますが、そんな事はありません。主張に違いがあっても、「汚職や業者との癒着は絶対にしません」を公約に掲げて、私はまじめにやっています。 しかし、「まじめにやっている」と主張しないといけないほど汚職が蔓延している様に見える現状には、胸が痛みます。

(市会議員・中島健一)


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