2000年(平12)11月23日 No.67 進むべき道は…芦屋の財政が厳しいという認識が、広まれば広まるほど「行政と議会は何しとるんや」の声が出てきます。 これはとても良いことです。「何しとるんや」の声から、行政と議会が市民の批判や意見に応えた、あるべき方向への模索が始まるのですから。もちろん、批判等のでる以前から模索はしているのですが、より道筋が正確なものになっていくと言う事です。 なんでかな? 芦屋の税金…市民税に関する広報臨時号が発行されました。市民税編、固定資産税編、その他編として編集してあり、中身はわかりやすく役に立つ物になっていると思います。 しかしながら、「WHY?」と大きく見出しを掲げるなら、今市民の中で一番関心のある疑問に答える項目も必要だったのではないでしょうか。なぜ、芦屋の財政が厳しくなってきたのか、その解決のために市はどんな方策を採ろうとしているのか…。 もっと危機感をもちろん、この間広報がなかったわけではありませんが、税に関する臨時号をせっかく出すのに、このことについて触れていないのは、やはり残念でなりません。 情報公開による市民の理解があってこそ、行財政の改革は進むものです。その手続きを慎重にする事について、誰も文句は言わないでしょうし、逆に求められています。 財政状況については、当局自身がもっと危機感を持たねば現在の事態から脱却することはできません。「危機感をもつからこそ、市民に広く知らせていく」というその姿勢を、今後もさらに期待したいと思います。 どうする行財政改革ケーブルテレビの広報チャンネルで「どうする芦屋の財政危機」が放映されました。ご覧になった方も多いと思います。 各会派、主張は様々ですが、震災によって財政危機が一挙に大きくなったのは事実です。震災は天災でもありますから、行財政の改革とあわせて国への財政支援要請もさらに強めていく必要があります。 (市会議員・中島健一) HOME |