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2000年(平12)9月14日 議会レポのロゴ No.58

定例議会始まる

 8日(金)から9月議会が始まりました。

教育委員の任命にあたって

 教育委員二人の任期が、まもなく満了するので、市は同じ方の再任命を求めてきました。この同意にあたって私は討論に立ちましたので、その概要を紹介します。

討論要旨

 賛成をするにあたって会派を代表し、意見を述べ討論に参加したいと思います。

 教育というものは、人間形成において大切なものだと言うことについて誰も異論をはさまないと思います。この教育、とりわけ芦屋の教育について大きな責任を負うのが市の教育委員会ではないでしょうか。

 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第三章第二十三条には教育委員会の職務権限について触れています。

 第一から十九までたくさんの項目があるわけですが、その項目をいちいち述べるまでもなく、委員に任命される方におかれては、その責任についてしっかり受け止めていただき、職務を果たしていただきたいと願うところです。

 さて、その職責を果たすにあたって、とりわけ大切にしていただきたいのは住民、保護者の方に依拠し、その意見を尊重し大切にしていくということです。

 いま、とりわけ市内で話題になっているのは高等学校の学区制についてですが、この学区制についても第五十条では県教育委員会は該当する教育委員会の意見を聞かなければならないことになっています。

 新たに同意・任命されるであろう教育委員の方については、子ども達の立場に立ち保護者の意見もよく聞きその役割を果たすことを切に願うところです。 

 折りしも、総理大臣の諮問機関である教育国民会議が中間報告をまとめましたが、その中では教育委員会制度に関して委員、教育長の人選の重要性を指摘しているところです。たとえば教育委員には、「義務教育段階の子を持つ保護者を入れる」としたほか、会議を原則公開として透明性を高めるように求め、教育委員の公選制についての検討も盛り込んでいるところです。

 これらの改革が求めるところは、地方分分権の中において教育についても地域の声を充分に反映できるようにしていく、まさにそこにあると考えるところです。その方向に沿った柔軟な対応をしていく、そして教育委員としての職責を果たしていく、このことを重ねて指摘をしておきます。

二つの意見書を可決

 「あっせん利得罪法」の制定を求める意見書、「地震防災対策特別措置法」の改正に関する意見書を全会一致で可決しました。

 意見書の内容ですが、「あっせん…」については政治に対する信頼回復のため、早期に法の制定を求めるものです。また、「地震…」の方は、特別措置法により地震対策を進めていますが財政上の制約で、計画に対しての進捗率はあまりよくありません。それで特別措置を引き続き要望するものです。

盛況! 教育問題セミナー

 9日(土)に「転換期に立つ芦屋の教育」と題して開催したセミナーは、主催者も含めると100人近い参加者でたいへん盛況でした。

 パネリストの方からも、貴重な意見を述べていただき「第二弾、三弾を期待しています」との声も出ていました。

夜中の視察

 若者のスポットとなっているユネスコ会館と暴走族の実情を見るため、夜中の12時に芦有ゲートに集合。展望台に来ている若者や露天の人に事情を聞いたり、現場視察をしました。夜間の視察は初めての経験で、帰ったのが夜中の2時でしたが、住民の方の要望もよくわかり、有意義な時間でした。

(市会議員・中島健一)


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