提案される予定の議案（概要）

　9月議会に提出される予定の議案が明らかになりました。

○教育委員会委員の任命

　教育委員二人の任期が、まもなく満了するため。市は同じ方を再任命したいようです。

○新設住宅の条例化

　津知町と清水町に建設された市営住宅を、新たに条例に組み入れるもの

○福祉事務所設置条例の改正

　社会福祉事業法の改正に伴うもの

○放置自転車等の費用改正

　迷惑な放置自転車等の移送や保管に要する費用を値上げするもの。個人的には市の案（自転車・バイクを500円、1000円の値上げ）では、生ぬるいと思います。できることなら、大幅値上げをしたいのですが。

○自転車置場の料金改正

　駐輪場の定期使用料のうち、市外在住者の額を市民と同額にするもの。利用促進とはいえ、市民ではなく市外在住者の料金を引き下げるとは…。少し検討が必要か。

○一般会計補正予算

　以前から取り上げていた、南芦屋浜とを結ぶ「あゆみ橋」の改良が実現します。その他には、新浜保育所の改修工事、昭和56年以前に建設された住宅の耐震診断事業、西蔵町の市営住宅の改修などが、今回の補正に盛り込まれています。

○市道の路線認定

○病院事業・水道事業の決算認定

　以上が今回の主な議案です。これらの議案について、ご意見等をぜひお寄せください。審議の場で反映できるようにしていきます。

行政改革の状況は？…

　9月1日に開かれた全体協議会の場で、「行政改革二ヵ年実施計画」に基づく昨年度の実績が報告されました。

　その中では、事務事業の見直しや経常的経費・投資的経費、財政の効率的運営など多岐にわたって報告されましたが、そもそも目標がどうだったのか、また単年度の実績経過が不明で、その点の不備が議会側から指摘されました。

　当局もその指摘に応え、改善していくようです。行革は当局だけではやれないものですから、議会や市民にも広く情報を公開し協力を求めていく、そんな姿勢がいつも見えるようにしてほしいと思います。

市の財政状況

　同じ日に、昨年度の一般会計および特別会計の決算見込みの概要について報告がありました。

　詳しい数字の報告は省きますが、財政状況がかなり悪化、というよりも深刻な状況になっていることをお知らせしておきます。

　市税収入等は、他都市同規模に比べてかなり良いのですが、震災復興にともなう事業によって公債費の比率が高くなり、その償還が本格化することで財政状況が悪化していると言うものです。ここ数年でそのピークを迎え、赤字再建団体になりうる可能性もあります。

　決算見込みの概要とともに、財務統計の資料も提出されています。興味のある方はぜひご覧下さい。

請願書等

　現在、9月議会に「暴走族等の排除ならびに旧ユネスコ会館に関する請願」が出されそうです。奥池町に住む住民の方が、深夜の暴走族の騒音に悩まされているので、その対処を求める内容になっています。

　また、議員から「あっせん利得罪法」について意見書を提案する動きもあるようです。

県への予算要望

　来年度予算に対する市から県への要望をまとめた冊子が、資料として提出されています。また、第三次芦屋市総合計画の原案も資料として提出されていますので、ご覧になりたい方は、私か担当課まで。

（市会議員・中島健一）