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2000年(平12)8月24日 議会レポのロゴ No.56

三条小学校跡地

 9日(水)、議会に市より三条小学校跡地について、基本的な利用法等の説明がありました。その中で「プロポーザル」という言葉が出てきました。この説明をここでしておきます。

プロポーザルとは 公共建築協会資料引用

 「プロポーザル方式」とは一言で言えば、建築設計を委託する上で最も適した「人(設計者)」を選ぶ方法。すなわち、技術や経験、プロジェクトにのぞむ体制などを含めたプロポーザル(提案書)を提出してもらい、公正に評価して設計者を選ぶ方法。

 客観的な評価基準をもとに、公正な審査が行われ、選定プロセスも透明性が確保されます。時代が要請する公平性、透明性、客観性を持つ設計者選定が可能な方式です。

 建築設計は、あらかじめその内容や結果が目に見える形になっているわけではありません。このような場合、競争入札方式によって設計料の多寡だけで選定することは適切ではありません。高い技術力や経験をもつ設計者を選ぶ「プロポーザル方式」が優れている点は、出来上がる建築の質の高さに重点がおかれている点です。

 「コンペ方式」は設計競技で、「設計案」の良否を検討して選ぶものです。これに対して、「プロポーザル方式」は「設計案」ではなく、設計を委託すべき「人(設計者)」を選ぶ点で異なります。

 「プロポーザル方式」では、設計者を選定し、それから具体的な設計が発注者との共同作業により進められます。

 「プロポーザル方式」には指名型と公募型のタイプがあります。指名型はあらかじめ定めた選定条件に基づきプロポーザル提出者を絞り込み提出要請をするものです。また、公共建築の設計や、内外から広く設計者を募る場合には、公募型プロポーザル方式が採用されます。

 今回、市が行おうとしているのは、公募型になります。

(市会議員・中島健一)


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