2011年(平23) 9月22日
No.523
※チェックはしっかりと
津波防災情報(標高マップ)は、もう届いていますか? 市は全戸配布をしていますので災害の際の情報誌としてご利用ください。
実は、今年6月に配布された防災情報マップで、同じような「わが家の海抜確認
マップ」が紹介されているのですが、なんとなんと、一部の海抜表記が最大で5メートルほども誤っていたのです。これは市民からの通報でわかったものです。
通報された市民に感謝するとともに、災害前に訂正できたことは良かったと思います。
しかし、避難においては重要情報であるはずの標高マップ数値誤りをチェックできず見過ごした市の責任は、かなり重いかと…。
※都市宣言のいろいろ
芦屋の都市宣言には、どんなものがあるかご存知でしょうか?
一番古いもので、安全都市宣言、そして非核平和都市宣言、新しいもので今の市長が肝いりで推進した庭園都市宣言。つまり3つの都市宣言があります。
安全都市宣言は、市の現状認識としては生活安全条例等にその精神と趣旨を引き
継いでいて、宣言そのものは廃止しているわけではないので残っている、という感じのようです。宣言したのは1962年ですから、宣言そのものは内容的にも
現状にそぐわない感があります。いっそのこと廃止をするのも一方法と考えるところです。
市民の規範を成文化したものとしては、芦屋市民憲章があります。
市民憲章は、小学生の副読本(芦屋市)などでも取り上げられていますが、普段
の生活で目にすることはなかなかないかと思います。精神論を主張するものではありませんが、やはり市民が日常的に目にすることができるよう、市は意識的に
掲示等をしていく必要があると思うところです。
※津波想定避難訓練の実施
芦屋市は、例年行なっている防災総合訓練について、今年は津波想定訓練として実施を予定しています。詳細については、後日広報されますのでご注意ください。
○目的
東北地方太平洋沖地震により発生した従来の想定を超える大津波は、東北・関東の各地に甚大な被害をもたらしました。ほん市においても、近い将来発生が懸
念される南海地震等に伴う津波の襲来も想定されることから、東日本大震災の「迅速かつ適切な避難が津波から生命を救う」という教訓をもとに、万が一の際
に、住民自身が臨機応変に判断し行動できるようになるための備えとの一つとして、この訓練を実施します。
○日時 11月6日(日)午前10時から
○対象地域 市内の国道43号以南の地域(住民及び滞在者)
○訓練の概要
防災行政無線等による訓練開始(想定災害発生)合図に基づき、住民自身が、事前に周知する数箇所の津波一時避難施設から避難先を選択し避難行動を行なうもの。
※ 主として住民の一斉避難訓練を実施することに伴い、防災行政無線放送訓練、津波一時避難施設開放訓練、避難誘導訓練、災害時用援護者避難支援訓練なども実施します。
○問い合わせ先 都市環境部防災安全課 38‐2093
●津波からの避難、5つのポイント
1.地震の揺れの程度で自己判断しない
2.「津波がない」という俗説を信ずるな
3.避難に車は使わない
4.「遠く」よりも「高く」
5.引き潮がなくても津波は襲う
●海岸にいたときの対応
・避難の指示や勧告を待つことなく、安全な高台や避難地を目指しましょう。
・近くに高台がない場合は、警報で発表されている津波の高さよりも高い建物を目指し、上に上がりましょう。
・津波は繰り返し襲ってくるので、いったん波が引いても、津波警報や避難勧告・指示が解除されるまでは絶対に戻ってはいけません。
・海水浴中の場合は、監視員やライフセーバーの指示に従って避難しましょう。
●川のそばいたときの対応
・津波は、川をさかのぼりますので、上流側に避難しても津波は追いかけてきます。流れに対して直角方向にすばやく避難しましょう。
(市会議員・中島健一)
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