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2011年(平23) 7月14日 議会レポのロゴ No.516

※選管が書類紛失

  神戸新聞の報道によると、「今年4月に行われた芦屋市議選で、市選管が公選法に基づき2人の候補者(当時)から提出された選挙事務員等届出書を紛失してい たことが8日、分かった。通常発行する受領証を渡しておらず、市選管は『紛失した可能性は否定できない。事務処理がずさんだった』とミスを認めている」と のこと。

 書類ひとつが、政治生命にかかわる事もあるので十分注意してほしいのですが、選挙管理委員会といえば、この間、票の数え間違えなどたびたびミスが発生。なぜそんなことが起こるのかと不思議になるほどです。 
※チャリティ
 谷崎潤一郎記念館では、現在ガラス作家の個展「吹きガラス展」が開かれています。そして17日には、様々な素材のキャンドルホルダーが展示され被災地支援のためにチャリティーオークションが開かれます。売り上げは全て義援金に。ぜひお寄り下さい。

※特別委員会が設置へ
 定例会最終日に、2つの特別委員会が設置されました。
 議会改革特別委員会と行財政調査特別委員会です。議会改革の特別委では、前期の積み残しを引き続き検討していくとともに、議員定数、政務調査費、議事運 営の効率化、議会基本条例のあり方などについて議論をすすめ、合意に達したものから速やかに実行に移せるよう、取り組みが行なわれる予定です。

 また、行財政特別委では、人事評価の問題などまだ十分調査できていないものを行い、行財政改革実施計画の見直しにも積極的に取り組んでいくことが期待されています。

※特別委員会とは
 常設の常任委員会とは異なり、特定の案件の審査または調査のため、市議会の議決により設置されます。

※ご当地デザインナンバー
 ご当地ナンバーとして四輪車、車では全国19箇所の地域名が現在使用されていますが、名前の知れた「芦屋」の地名が車で使用さ れることはありません。それには条件があり目安として10万台の登録が必要になってくるからです。しかし、これとは別に原付バイクや小型自動二輪にもご当 地ナンバーがあります。

 このご当地ナンバー、各地域でまちのイメージ作りやブランドの普及などの観点からも取り組みが進んでいるところなので、芦屋でも取り組んだらどうかと提案しました。

 ご当地デザインナンバーには、独特の形をしていたりイラストが描かれていたり、様々なものがあります。それというのも原付バイクのナンバープレートは、標準的なデザインの通達はありますが法的拘束力はないので、事実上発行元の自治体に判断がゆだねられているからです。

 このナンバーに該当するのは、原付バイク、小型自動二輪、小型特殊自動車など。

 ご当地デザインナンバーに始めて取り組んだのは、愛媛県松山市です。ここでは 小説「坂の上の雲」主人公の出身地ということから「雲」をイメージしたナンバープレートが作成されています。お隣神戸市でも、今年6月からポートタワーを デザインしたナンバープレートをつけた原付などが走り出しています。

 しかし、芦屋にもふさわしいナンバープレートを、の願いは届きませんでした。

 市によると、採算が合わないとの事。多少採算が合わなくても、芦屋市を宣伝してくれるのですから、それなりのメリットもあるはずです。それに、合わないなら合うようにどうすればいいのか考えれば、いくらでもよい方法はあります。

 例えば、デザインナンバーを希望する人には、千円とかそれなりの費用を加算す るなどの方法もあるはずです。もちろん、希望しなければこれまでどおりのナンバーを交付すればいいのですから、法的にも問題はないと思います。芦屋よりも 規模の小さな自治体でも実施しているのですから、「できない」ではなく、「どうすればできるのか」という姿勢で取り組んで欲しいと思います。


(市会議員・中島健一)


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