[バックナンバーINDEX] [HOME]

2011年(平23) 5月12日 議会レポのロゴ No.508

※選挙結果に異議申し出

 統一地方選挙も終わりましたが、芦屋市議選ではその選挙結果ついて、全票の再検査などを求める異議申出書が大久保氏から出されました。

 今回の選挙結果では、最下位当選が915票、次点の大久保氏が914票のわず か1票差。市選管では過去に幾度か人為的ミスも発生していることから、「甘受」できないとのことで異議申し出に。その後、選管の会合が開かれたようですが 結果はどうなるのか興味のあるところです。

 これからの流れとしては、市選管の結果に不服となると、県選管に、それでも納 得がいかなければ高等裁判所へその審理が移ることになります。高裁で結果が変われば、その頃には既に議会内の役員や初の報酬も支払われた後のことでしょう から、そのあたりの対応も考えておかなければなりません。

※セクハラ(風評?)議員の当選

 今回の結果で、残念なのはセクハラを行い議員辞職した寺前氏が当選したことです。

 選挙の結果とはいえ、議会や市職員もその対応に苦慮することになりそうです。セクハラというより強制わいせつ行為に等しいことを行い、それを「風評」として市民を欺くチラシを配布するなど、その資質を疑います。

 そもそも、彼が何をしたのか。市役所内で嫌がる女性を2度も押し倒す行為等をしたから、彼は議員辞職せざるを得なかったのです。これは当時の議長や事務局長に事実を認め、また関係者にも自らその行為を記し謝罪した手紙で認めています。

 にもかかわらず市民向けには「風評」で事済まし、相手によっては「冤罪」とまで言っているようです。事実を認め、きちんと謝罪した上での当選であればまた話は別ですが、今回は市民を欺いた上での当選だと思います。

 統一地方選では、みんなの党で西宮から県会への出馬も模索していた寺前氏。本当に市民の事を考えているのかとも疑いたくなります。昨今は、単なるセクハラでも懲戒免職になるというのに、真摯な反省が彼にはあるのでしょうか。

※新議会の面々
 新しい議会の面々は…(順不同)

  民主党系  いとうまい 
 みんなの党  徳重光彦 
  自民党  長野良三 山村悦三
  公明党  田原俊彦 徳田直彦 帰山和也
  共産党  平野貞夫 森静 木野下章
 新社会党  山口美佐恵 前田辰一
  無所属  畑中俊彦 松木義昭 中島健一
        長谷基弘 中島香織 都筑省三
        重村啓二郎 福井美奈子 寺前尊文 青山暁

 始動は来月の11日からです。その間に議会内の会派構成をどうするかが、水面下で始まっています。これまで同じ会派だった、松木氏が一緒にやるつもりはないとの事で退会しました。新体制では、新しい会派を模索するようです。

 公明、共産、新社会の各党はそれぞれ独自の会派を構成すると推測されますので、それ以外の面々がどのような会派を構成するのかが注目されるところです。

 小会派乱立は避けたいのですが、いろんな思惑から来月の始動日まではどうなるかわからない状況です。
 私は無会派でもいいのですが、現実的に議会では1人だと発言力が弱くなるのは否めません。そのため会派を組むつもりでいます。それでも、主要な事項について政策合意ができ、異論がある場合は議論を尽くした上で共同歩調をとるなどの合意が必要だと考えています。
 さてどんな構成になるのか、楽しみです。

※ユッケで食中毒
 死亡者が4人も出た食中毒。この件で一番驚いたのは、生食用の牛食肉はほとんど流通していなかった、という事です。いや、本当に驚きでした。これから先、いつユッケが普通に食すことができるようになるのでしょうか。

「生食用」の牛肉、鶏肉は流通していません
厚生労働省は、「生食用食肉等の安全性確保について」の通知で、生食用食肉の衛生基準

を示していますが、平成20年度にこの通知に基づいた生食用食肉の出荷実績があったのは、馬の肉・レバーだけでした。牛肉につ いては国内と畜場から生食用としての出荷実績はなく、一部生食用として輸入されているものがありますが、その量はごく少ないものと考えられます。また、鶏 肉は生食用の衛生基準がありません。したがって、牛肉、鶏肉は、生で食べると食中毒になる可能性があります。
(東京都の食品安全情報サイトより)


(市会議員・中島健一)


議会レポNo.107へ

バックナンバーINDEXへ
HOME