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2011年(平23) 4月14日 議会レポのロゴ No.506

※人事異動

 芦屋市でも 一日付けで定例の人事異動が行なわれました。議会関係では、長年努めてきた事務局長が定年退職を迎え、後任に事務局総務課長が新事務局長となりました。ま た、新人1人が新たに保健福祉部より配属され、再任用も含め体制的には若干強化さることになりました。欲を言えば、芦屋の立法府ですから、もっと強化した いところです。

 さてこの人事異動、「人は城」の観点からどう育てていくのか、その人となり、 適正を的確に判断し5年10年という長期のスパンで行なわなければなりません。一般的には3年ぐらいで各部署をローテーションするわけですが、これがその まま形骸化してしまわないように職員の評価を適切に行い、ローテーションにとらわれない配置をする、そんな取り組みが必要になっています。

 試行錯誤が現在も続いています。その成果による恩恵、といっても数量で計ることはできませんが、市民が受けられるようにしていかなければなりません。

※議員の人事異動
 広い意味で、選挙は市民による人事異動です。現職であれば4年間の評価、新人であれば訴える政策などで市民が「この人なら」と選びその職を託す。結果次第で大きな人事異動につながります。

 しかし、その評価・判断が難しいのも事実です。知りうる情報が正確ではないかもしれません、その場限りのパフォーマンスかもしれませんし、写真写りが良くても内面を写しているわけではありませんから。

 そこは人事課職員の苦悩を、市民のみなさんも味わうわけです。大変ですが、しっかりとその大切な権利を行使して欲しいと思います。

※放射線…
 前回臨時号を発行しましたが、それ以後も原発の状況は芳しくありません。ついには約1万トンもの放射性廃液を海洋に廃棄しました。
 1万トンと簡単に言いますが少なくない量です。わかりやすくリットルに直すと
   1トン=1000リットル   1万トン=1000万リットル

 車に満タン50ℓ入れるとしたら20万台分、300ℓの風呂だと3万3333杯分にもなります。

 規制の緩和も気になるところです。


 CRIIRADという、サルコジ大統領と共に来日したフランスの放射線専門チームが声明を出しています。

http://www.criirad.org

 ここの日本語ページにその声明文があります。題して、「日本:多数の人々が放射能にさらされたままになっている!」。なかなか刺激的なタイトルですが、資料としては参考になるかと思います。

 子どもに対しては、

http://takedanet.com/

 こちらの緊急情報(52)子どもの目線で、がまた違う視点で参考になります。

※防災対策
 東日本大震災の復旧復興を支援するとともに、芦屋においても防災対策の見直しを進めていかなければなりません。

 予測される東南海地震、現在の対応策で十分なのか、そして長期化が予測される原発に対する対応などなど。ここで念頭においている原発は、福井県敦賀市にあるもんじゅです。

 昨年の8月に炉内中継装置が作業中に落下する事故が起きており、この事故の収拾見通しはいまだにできていない状況です。
 市民の命を守る防災対策、すぐにでも着手しなければなりません。

※24日は投票日
 統一地方選挙の後半戦、市長市議選挙の投票日は24日です。
 期日前投票は18日から23日までの午前8時半から午後8時まで市役所でできます。またラポルテ本館3階では午前10時からです。


(市会議員・中島健一)


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