2000年(平12)6月29日 ![]() 新会派を結成この間、会派に入らず1人で議会活動を行ってきましたが、「情報公開を現状より改善していく、行政への住民参画の機会を増やしていく」ことで合意した4人の議員と新しくCOSMO-ASHIYA21という会派を結成しました。地方自治と住民の暮らしがより良いものになるよう、今後も奮闘していきます。 これまで、ほとんどの会派から「議会では会派で活動した方がメリットが大きい。会派に入りなさい」とお誘いを受けていました。確かに特別委員会にも入れ、発言できる機会も多くなりメリットもありますが、不安がないわけではありません。 他の4人と考え方全てにおいて一致しているわけではありませんし、会派で検討しても一致を見ないこともあるでしょう。会派として何らかの態度表明をしなければならない時、どうするのか。それでも「柔軟に対応しよう」と皆が前向きなのがうれしい限りです。 新しい会派構成議会の会派構成は次のとおりです。
※英明クラブは、以前あった黎明会と煌という会派が解散し、結成されました。 市立芦屋高校の暴行事件 家庭裁判所の審判が出た。5人の生徒のうち主導的立場にあった生徒は審判保留(調査官預かり)、残る4人は保護観察(保護司)となった。学校の処分である自主退学には全員が応じることとなった。 代表者会議16日、役員選出について代表者会議がもたれましたが「各会派に役員を均等に振り分けるのが議会運営上当然」と言う意見と「各会派が推薦する候補者に投票すればよい」と言う意見があり、まとまりませんでした。 私は、議会運営委員会という、運営について話し合う場もありますから、「会派間で均等が当然」とは思いません。調整がうまくいった時まで、否定するものではありませんが、まとまらなければ選挙で選ぶべきと考えています。 今回も選挙で議長などの役員を決めることになりました。役員選挙について言えば、昨年と違い事前に○○議員を推薦するから支持してほしいと、各会派から推薦依頼があり、より見える形になってきています。その依頼に応じるかどうか、独自に候補を立てるかどうかは、その会派の判断になりました。 多数決で決めていいの?議会では、最終的に多数決により採否が決まりますが、議会運営委員会においては議会の円満な運営のために、これまで全会一致で運営されていました。 ところが今回、はじめて多数決で決める出来事がありました。事の発端は、「道路特定財源制度の堅持」についての意見書を委員会付託にするかどうか。 委員会付託にこだわった共産党が「譲ることができない」と多数決による運営を求めました。驚いたのはその他の会派。いったん多数決を持ち込めば、前例となって少数の意見が通らなくなる可能性が大だからです。それでもいいのかと念を押して、多数決による運営となりました。 委員会付託にせよという意思表示は、議場の場でもできるわけですから、全会一致という原則を崩す必要があったのでしょうか。多数決を持ち込むなら、議会運営委員会に委員を出せない小会派の意見も聞くべきではなかったのかと思います。今後の議会運営に大きな支障とならなければいいのですが…。 役員選挙結果議会初日に役員選挙がありました。選挙結果は次のとおりです。 議 長 中村 23票 無効5票 副議長 来田 22票 無効票 他1 阪神水道企業団議員 中島 19票 無効7票 棄権2人 監査委員(議会選出) 徳田 賛成20 棄権 歩(2人) 反対 共産党(3人) 英明クラブ(4人中3人) 私の信任票が少ないのは、会派を結成したことへの反発もあるかと思います。謙虚に受け止め、責任を果たしていきたいと思います。 各常任委員長は次のとおりです。 総務委員長 前田 副 山村 文公委員長 重村 副 室井 民生委員長 小川 副 池内 建設委員長 都筑 副 畑中 ○議会運営委員会の委員 畑中(COSMO-ASHIYA21) 山村(清政クラブ) 松木(創生の会) 西山(英明クラブ) 平野(日本共産党) 徳田(公明党) ※オブザーバー 前田(新社会党) 伊藤(歩) 議会初日に決まったこと人事案件が4本、議題となりました。 ○監査委員(学識者)の選任 全会一致で同意 ○固定資産評価委員の選任 全会一致で同意 ○人権擁護委員の推薦(2件) 委員の推薦について、前議会で私が指摘したことについて何ら改善もなく、またいくつもの役職をかねている方を推薦してきました。保護司、民生委員だけでも大変なのに、その他にも役を兼ね人権擁護委員をするのは容易なことではありません。その方が有能であることは認めますが、70を超える年齢を考慮すると、責任もって推薦することができませんので、棄権をしました。 ○JR芦屋駅に新快速の終日停車を 終日停車を要望する決議を全会一致で採択しました。はやく実現してほしいものです。 ○道路整備と事業費の確保を 道路の環境整備のための財源を確保するために意見書を提出するもの。棄権が1人、反対が6人ありましたが、多数で可決されました。 ○市議会委員会条例の改正 当局の組織改正にともない、条例を変えるもので、全会一致で可決。 (市会議員・中島健一) 【お断り】今回、教育委員会との懇談について掲載の予定でしたが、編集の都合上割愛させていただきました。 HOME |