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2011年(平23) 2月10日 議会レポのロゴ No.498

※住宅用火災警報器

 みなさんの住んでいる家に、火災警報器は設置されていますか? 多くは部屋の天井にあり、白い丸いものが設置されています。
 最近の新築戸建やマンション等では設置されていますが、まだまだないところが多いのです。一度自宅を確かめて下さい。

 なぜこんな事を書くのか、それには理由があります。5年前に火災予防条例を改正し、住宅用火災警報器(条例では住宅用防災機器)の設置を新築物件には義務付けをし、それ以前の住宅にも義務付けをしましたが、5年間の猶予期間を設けていました。

 そう、その5年の期限が今年の5月末。もう目前にまで迫って来ているからです。罰則はありませんが、自分の命と財産を守るため期限までには設置をお願いします。

 設置をする場合は決まっていて、寝室と階段です。その他は必要に応じてつけて下さい、という努力規定になっています。条例改正のときに、なぜ台所に設置義務がないのか、と修正を迫りましたが、消防側は頑として必要ないとの立場を崩しませんでした。

 国の方針がそうなっていて、それを市独自で変えるのを嫌がったのではないかと推測しますが、当時は柔軟性のなさに驚いたものでした。今では消防本部が管理しているホームページに、「住宅用火災警報器の奏功事例」として、

 事例2「台所で努力して設置した事例」
フライを揚げるため中華鍋を火にかけたまま、火をつけたことを忘れてしまい入浴し、10分位すると住宅用火災警報器が鳴動したため、火をつけたままであっ たことを思い出し、台所に行くと中華鍋から炎が上がっていました。初期消火を行ない、内壁・天井約8平方メートルの焼損で消し止めました。


 を掲載しています。台所への設置必要性を自ら言っているようなものだと私は思ってしまいます。

 それはさておき、自宅の設置点検、重ねてお願い致します。

※事務監査の結果より
 ここ数年、市有車の事故が多く、その中でも都市環境部が突出していると感じていました。今回、監査委員が環境処理センターの事 務監査を行い、その結果報告があったのですが、その中で表ざたになっていない事故もあったことを知り、市は対策をきちんとするべきだと改めて感じたところ です。

 これらの遠因には、経費削減を前面に出し、退職者不補充の建前でごみ収集の現場労働者の平均年齢がかなり高くなってきていることもあろうかと思うところです。

 結果報告を一部紹介します。

6 その他事務
(1)車両管理
 芦屋市車両管理規則により車両管理者が車両主管課の長に提出している車両台帳兼車両管理台帳および車両整備記録簿について調査したところ、台帳に支払ったリサイクル料の記載がなく、台帳と整備記録に不一致なところがあるなどの不備な点が見受けられる。

 また、事故車両について確認をしたところ、4月から9月末まで5件の物損事故があり、事故報告書が作成されている。2件については保険を適用して修理す るものと判断して管財・検査課長に事故報告書を提出しているが、3件については軽微な修理と判断して所属長までの報告書としていた。事故が発生した場合 は、その大小にかかわらず、芦屋市車両管理規則第11条に規定する車両事故報告書を車両主管課の長に提出しなければならない。適正な処理をされたい。


 なお、車両事故について、上半期の5件のみならず、下半期においても損害賠償を伴う事故等を起こしており、未然の事故防止対策をさらに徹底されることを喚起しておく。


(2)服務関係

 旅行命令兼旅費請求カード、時間外勤務命令カード兼勤務を要しない日等の振り替えカードを調査したところ、おおむね適正に処理されていたが、濃く容赦利用の市外出張に係る旅行命令兼旅費請求カードの作成を省略しているものがあった。
 公務による交通事故の認定や公務災害の判断の基礎資料ともなるため、旅費の有無にかかわらず、適正な事務処理をされたい。

(市会議員・中島健一)


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