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2011年(平23) 2月3日 議会レポのロゴ No.497

※市長選が確定へ

 4月の統一地方選で芦屋市でも市長・市議選挙が行なわれます。市長選には、現職の山中氏以外に有力な動きもなかったのですが、先日、山田県議が出馬を表明したことにより市長選が行われることが確実となりました。

 しかし一方で、県議に出馬を表明している人が1人となり、県議選は無投票になる可能性も出てきています。
 市議選では出馬を目指す新人の動きも活発化しており、駅前もこれからしばらく賑やかな日が続くことになります。
 政治に対して注目が集まるこの時期だからこそ、丁々発止の議論が望まれます。しかし、一過性のもので終わらないよう市民の監視も必要です。

▼兵庫県議会議員選挙
4月 1日(金) 告示 
10日(日) 投票日

▼芦屋市長・市議会議員選挙
4月17日(日) 告示
 24日(日) 投票日

※美術博物館は…
 臨時議会が召集され、美術博物館の指定管理者選定が議題となりました。市は年末の議案否決を受け、地元NPO団体と教育関係会社の小学館集英社プロダクション等を含むグループを指定管理者として提案、議会は最終日に可決しました。

 そもそも、美術博物館を直営でなく指定管理者に任せること自体、いろいろ問題があると思います。その観点から昨年9月の議会では、指定管理に移行させる条例改正案に反対をしました。しかし議会多数の結果は可決となったところです。

 市はその結果を受け、指定管理者の公募を行い選定委員会を開き、神戸の市民グループと建物管理会社の日本管財でつくる共同企業体を年末の議会に提案していたのですが、これが否決され今回の臨時議会開催となっていました。

 臨時議会で結論が出たとはいえ、人件費減額の影響は学芸員に出てくる可能性が大です。管理予定団体の苦渋の策とは思います。
やはり、文化に対する市の姿勢、そこを根本的に修正していかなければ、本質的な解決には結びつかない状況です。

※教育委員会評価B
 昨年末に出された報告書の学識経験者による総合コメント概要をお知らせします。

兵庫教育大学大学院教授 浅野良一氏
 ・生涯学習社会の構築に向けた取組を進めます。
 ・新しい時代の社会教育への転換を図ります。
 ・心豊かな社会を形成するための「文化力」の向上を図ります。

 概ね適切であると判断した。
 第2次芦屋市生涯学習基本構想に沿って,計画的・重点的に事業を執行することを期待する。また,継続実施の事業についても,毎年,工夫改善を加え,効果的・効率的な事業運営を期待したい。
 また,指定管理者制度や業務委託による管理運営業務のアウトソーシングを積極的に推進し,職員や財源の「選択と集中」を進めてほしい。


※423市区議会、任期満了へ
 総務省によると、全国の都道府県と市区町村の合計1797団体のうち、1468団体が平成23年中に任期満了になるとの事です。

 市区議会議員をみると、全国809市区の52・3%にあたる423市区が任期満了となります。都道府県議会議員では、23年中に95・7%が任期満了を迎えます。

 任期満了団体を月別に見ると、最も多いのは4月で927団体、その次に5月で107団体、この2ヶ月で全体の70%以上を占め、この期間に集中しています。

 このことから昨年11月に選挙期日等を定めた「臨時特例法」が成立、今年の3月1日から6月10日の間に任期満了となる団体を対象とし、統一地方選挙が行なわれます。実施予定団体は、1942団体です。

(市議会旬報から転載)


※地方議員年金制度、廃止へ
 地方議員年金制度は、今年6月に廃止されることがほぼ決定となりました。現在行なわれている通常国会に廃止法案が提出・可決される予定です。
 この廃止により現職議員は、これまでの掛金総額80%を一時金として受け取るか、年金受給資格があれば年金を選ぶのかなど選択することになりそうです。

(市会議員・中島健一)


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