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2000年(平12)3月30日 議会レポのロゴ No.41

処分について

 党からの処分が出されました。この間多くの方から、「どうしたの?」と聞かれ、「まだ、正式に処分が出ていませんので…」と言葉を濁してきました。

 処分が出たからといって、特段何かをして反論しようとも思っていません。個人でできる事は限られていますし、私が弱い人間で非があることも事実です。また、中傷しあうことも望んでいないし、精神的にも疲れました。

 ただ、声明文のいくつかの点についてコメントすることで自分なりに整理をし、今後の活動に生かしていきたいと思います。

○離党届はなぜ

 党の政策に異論があったわけでなく、人間関係で耐えられなくなり出てしまいました。人間関係なんて、どんな組織でもある事ですが、党内部のことなので親しい友人に相談することもできずに、自分で自分を追い詰めていたと、今では思っています。

 「問題点があれば批判すればいい」と話し合いの中でも言われました。しかし、それをさせない雰囲気をやぶることができませんでした。確かにそこは私の弱点でであると思いますし、非を責められても仕方がありません。努力が足りなかったと思います。

 後からショックを受けたのは、他の会派の議員や党員でない支持者の人にまで「辞めた理由を知らないか」と党議員が聞きにまわっていたことを知った時です。「党内部のことは党外に持ち出さない」は、守ってきたつもりです。それだけ信頼がなかったのかと思うと、ショックでした。

○不誠実な態度をとりつづけたのか

 党の期待する「離党届の撤回」や、なぜそこまで至ったのかの明確な理由を言わなかったという点では、党からすれば不誠実だと思います。しかし、話し合い(※)にも極力応じてきたし、「これまで君にかけた費用を返せ」と言われた時も承諾しました。

 話し合いの後半は、自由にものが言える雰囲気でなく何度も「逆恨みするな」と言われましたが、できる限りの応対をしたつもりです。
※突然の訪問や夜遅くは断りましたが。

○党の信頼を傷つけた

 党員だからと応援してくれた方を裏切ることになったのは、隠しようもない事実です。党の信頼を傷つけてしまったのも事実です。この事に関しては、弁明のしようもありません。

 党が私を除名するのは、組織としても当然だと思います。ただお願いしたいのは、私個人の事なのですから、家族の挨拶に返事ぐらいはしてほしいと思います。

○請願の対応について

 請願書に私は反対をしました。発言は議事録を見ないと正確でないかもしれませんが反対したのは、請願審議の際に「行革そのものの撤回を求めるものだ」と、紹介議員が発言していたからです。 

 県の行革は「福祉・くらし切り捨て」も含む大いに問題のあるものです。「福祉などの切り捨て部分を撤回せよ」ならわかるのですが、行革そのものを撤回するとなるとやはり慎重にならざるを得ませんので賛成しませんでした。

 正直言って、自分の選択がすべて正しいなどとは思っていません。いろんな方から批判やご意見があり悩むことも多々あります。議案の賛否が正しかったのか、議員として活動を続けることは人として許されないことなのか、などなど。

 もしよろしければ、みなさんの忌憚のないご意見をお寄せください。

(市会議員・中島健一)


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