2000年(平12)3月23日 No.40 民生委員会では…議案の主なものを紹介すると、 ○手数料条例の改正 地方分権に伴い、手数料関係の条例を整備するものです。この整備にあわせて、住民票などの手数料250円から一律300円に。 ○介護保険条例の制定 介護保険導入にあたっての条例整備。審議の中で、目的や理念等を定める修正案が出されましたが、否決。 字句など軽微な修正はその場で提案ということもありますが、理念等までをその場で提案するのには驚きました。審査する委員も会派で検討しなければ、個人で判断することは難しいでしょうし、充分な委員会審査という観点からすると問題が残ったのではないかと思います。 ○国民健康保険の条例改正 介護保険料を徴収できるよう、条例の整備を行うもの。 ○敬老祝金条例の改正 これまで、75歳以上に毎年支給していた祝金(1万円)を、77、88歳などの節目支給にし金額を変えようとするものです。 節目支給に変えるのは理解できますが、支給する金額が77歳1万円、88歳2万円ではこれまでと比べるとあまりにも低額で経費削減が見えみえです。これで約4千万円の削減。 「削った分は福祉にまわす」といくら市が言ってもお札に色がついているわけでもなし、机上の計算だけで市民はなかなか納得できないのではと思います。 ○介護保険の国負担引上げを求める意見書 国の負担は、介護保険導入でこれまでより増えるどころか減っています。自治体負担、保険料軽減のためにも、国は最低これまでと同じだけ負担をすべきという内容です。 文教公営企業委員会では…市民病院の予算と水道事業の予算、一般会計予算中の教育費が論議されました。 総務委員会では…○部体制の改正 企画財政部と総務部、建設部と都市計画部が統合され、それぞれ総務部と建設部にするもの。形だけでなく、内容と機能面での効果が期待されるところです。 ○地方分権に伴う条例の整備 芦屋市では計32本の条例が、分権化にともない改正されます。今回、市はこれに合わせて都市計画審議会の改正も。 改正の内容は、審議会委員に新たに「市民」を入れ、会長を選挙制にするものです。委員会では、この条例改正案にさらに審議会の原則公開等を盛り込む修正案が出されました。しかし、可否同数となりましたが委員長採決により修正案は否決をされました。 原案についても可否同数となり、委員長採決で可決となりました。これにより本会議では、委員会で可決された原案が採決されます。 私が当該委員であれば、修正案賛成、原案にも賛成の立場です。都市計画審議会については、以前条例改正を提案しました。その時は否決をされましたが、当局はその内容を一部取り入れて、今回条例の改正を出してきたわけです。 より良いものにするならば当然修正案の方がいいのですが、修正案が否決されたからといって原案すべてを否定することもないと私は考えます。本会議ではその立場で討論しようと考えています。 その他審査の中で…☆市内のケアマネージャは、約50人 ☆母子福祉金を父子家庭にも支給へ ☆条例審査で当局は、規則をなかなか資料として提出しません。以前は出していたのになぜか。議会を軽視しているのでは。 ☆市民税も固定資産税も軒並み減収。 ☆市に勤める非常勤、臨時職員は約400人 ☆JR駅前地下駐車場は大赤字 ☆来年以降保健所が廃止になるかも (市会議員・中島健一) HOME |