2000年(平12)3月9日 No.38 人権擁護委員の推薦先月から始まった定例議会、最初の議案として出されてきたのが人事案件でした。 ひとつは、固定資産評価審査委員の選任でしたが、これ全会一致で同意。もう一件の、人権擁護委員の推薦については、反対をしました。なぜかというと、推薦されている人は既に民生児童委員も行政相談委員も現職でされているからです。 芦屋は有権者だけでも65000人を超えています。人権擁護のために頑張ってもいいと言われる方は、たくさんいるはずです。何も、他に仕事を持っている人に兼任させなくてもいいのではないでしょうか。 最近おきた2才の子ども衰弱凍死などという事件を再び起こさないためにも、本来なら「地域福祉の要である民生児童委員の仕事に専念してください」と行政側が配慮すべき事です。 そういった理由から反対を表明しましたが、残念ながら反対は1人、棄権が1人で議会としては同意することになりました。 青少年育成に関する請願市民団体から、「青少年育成のための法律」制定を求める請願が出され、私も紹介議員となりました。 昨年、青少年審議会が、管轄がばらばらとなっている青少年に関する法令等の柱となるべき「青少年育成基本法」の制定が望まれる旨を答申しました。これを受け、当市でも政府に対し早期に制定してほしいという意見書提出を求める内容の請願です。 委員会の中では、青少年の現状や育成のあるべき姿が論議され、採択されました。 さくら相互に申入れJR駅北に建設予定されている貸しホール(葬祭会館と言われている)建設の問題で、議会として施工主に申入れを行いました。 その内容は、議会の総意が反故にされていることを指摘し、周辺住民に説明会を開催することを要望するものになっています。 建設委員会では…下水道事業の補正予算と契約議案が3件、その他の議案が2件審議されました。 南芦屋浜の下水処理場に憩いの広場を整備する議案では、間組が落札していたので(関連する工事は間組がこの間請け負っている)入札予定価格を聞きました。当局は答えず、委員会としても少数で明らかにさせることはできませんでした。 他自治体では、入札前に予定価格を明らかにするなど入札の公平公正さを追求する試みが始まっています。芦屋市でも現状の制度をベストとせず、常に調査研究をしてほしいと指摘をし賛成したところです。 山手幹線、市道の認定(建設委)市内でも山手幹線の整備が進められていますが、当局は未整備区域も全部含めて市道認定の議案を出してきました。 山手幹線の是非はともかく、住民と話し合いが進められる中、まだ家もあり人の住んでいる所を突然道路認定し、権利関係の制限をしてくる行政の姿勢は問題ありです。審議の中でもいま認定する必要性はないことも明らかになったところです。 今議会で急いで認定する必要なしと、継続審議の動議を提案しましたが、賛成は私一人で否決。採決に付されましたので、反対を表明しました。 若宮町の地区改良事業まちづくりのあり方として、これまでにない取り組みをしており、住民からも評価されています。「他の諸事業でも、住民から喜ばれるよう励んでほしい」と討論しました。 (市会議員・中島健一) HOME |