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2000年(平12)2月3日 議会レポのロゴ No.34

ひどいなぁ〜

 二十五日に都市計画審議会がありました。その前の週に、議会の芦屋浜土地利用計画調査特別委員会で報告された、用途地域の見直しが審議されるはずなので、どんな議論がされるのか傍聴に行きました。

 会場に行って傍聴したい旨を告げました。担当の人が、「会議に諮りますから、少し時間がかかるかもしれません」との事で、通路のところで待っていました。そのうち市長が部屋から出てきましたから、「傍聴の件はまだですか?」と尋ねると、「私は挨拶だけですから…」。

 待てど暮らせど音沙汰なし。三〇分が経過し、待ちくたびれて控室に帰りました。

 しばらくしてから、担当の人が来て「申し訳ありませんが…」と傍聴はさせないことに決まったことを告げました。これだけ待たせて、非公開なんて、一体誰のための審議会なんか、つくづく「ひどいな〜」と思った次第です。

まず冒頭にはかるべき

 会議の冒頭に、まず傍聴の可否をはかるべきです。傍聴希望者は、市長や会長の挨拶も聞きたいだろうし、それも審議会の大事な点です。挨拶等が終わった後に、傍聴の可否をはかるのは、改善すべき点でしょう。

 また、市議会では公開で議論されている点が、審議会になると非公開で論議し決定されるのはどう考えても腑に落ちません。非公開の理由はわかりませんが、やはり、行政は審議会任せにせず、会議等の原則公開を打ち出すべきです。いつまでも「審議会が決めることですから…」では済まされないことです。

無所属の質問は…

 二十七日に議会運営委員会が開かれ、次回定例会の日程が確認されました。今度の定例会では、来年度予算に対する各派代表質問が行われます。

 この議運委の中で、「無所属も質問できないか」の旨を出しましたが、議会改革特別委の中での今後の検討事項となり、今回議場での質問の機会はなさそうです。

復興特別委員会

 西部地区の土地区画整理事業と、JR芦屋駅南側の整備事業について報告がありました。

 区画整理では、来年の九月までには工事を終える予定と、現在の進み具合が資料として出されました。移転等の補償について、震災で倒壊した建物等には補償がないため、再建できなかった人にとっては震災で家という生活基盤を失い、区画整理で土地を減歩されている状況が明らかに。まちづくりと同時に生活基盤再建への援助がほんとに欠かせません。

 JR南側の整備事業については、イメージ図が出されました。それによると、

 ★駅前に五六〇〇m2の駅前広場を設置
 ★二号線に向かう駅前道路を17mに拡幅
 ★EVのあるところに駅前直結のビル建設
 ★二号線に面する地域にも共同ビルを建設 などが明らかにされました。

 整備区域の線引きが複雑で、二号線まで区域に含めていることに、事業費の拡大を懸念する声も聞かれましたが、今回は報告のみと言うことで閉会に。せっかく資料が出されたんですから、もっと突っ込んだ質疑も行うほうがいいと思うのですが、残念です。

葬祭会館問題

 事業者の横暴が目に余ります。近隣との話し等の経緯は、文章で提出することになっているにもかかわらず従おうとせず、また、行政の口頭指導に対しては、「文章で示せ」など、あくまで近隣に対して全体説明会を開かずに強行しようとしています。

 議会内では、「業者を参考人招致しろ」の声が出始めています。

(市会議員・中島健一)


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