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2000年(平12)1月20日 議会レポのロゴ No.32

議会改革に向けて…

 十四日の各派代表者会議で、議会改革特別委員会について論議されました。この代表者会議は各会派の代表者で構成されますので、無所属の私は傍聴席からの参加になります。

 その席で、事前に各議員・会派から提出されていた、調査するべきテーマ一覧表が資料として配布されたのですが、それを見てビックリ。その表の約三分の一、二十数項目は私が出したテーマだったからです。

 少し紹介すると…

○夜間・休日・青空議会の開催
 住民が議会を身近に感じるには、やはり参加しやすい状況が必要です。

○傍聴者への資料配布
 審議を理解するのに欠かせません。

○委員会議事録の公開
 本会議録と同様に、委員会録も公開する。

○本会議、委員会のケーブルテレビ放映

○陳情の扱いを請願と同様に

○重要な問題は公聴会の活用を

 などなどを出しました。

 他の人のテーマで「そやな〜」と思ったのは
☆無所属議員の平等な活動の保障(ださないかん立場なのにうっかりしていました。出した会派の方に感謝)
☆先例・事例の見直し(もっともとです) などがありました。

無所属の扱いは…

 特別委員会の今後のあり方については、二つの分科会(議会の組織・構成・機能に関するものとそれ以外のもの)を設置し、分科会には議長と特別委の委員長は入らない、委員会には理事会を設置する、などが決められました。

 さて、その理事会ですが代表者会議のメンバーを横滑りさせることで合意しましたが、無所属の扱いをどうするかについて少し議論がありました。

 今回の特別委員会は、議会全体にかかわることですから議員全員が委員会に属することが決まっています。それで、新たに設置される委員会の理事会には、無所属であってもオブザーバーとして出席することでは一致を見ました。しかし、無所属議員二人ともか、それとも無所属として代表一人なのかで、議論のあったところです。

 私は、「無所属の二人は会派を組んでいるわけではないし、正式の理事でなくオブザーバーなら二人とも参加を」と求めました。しかし、二人で会派を構成している議員からは「二人会派でも理事一人だ。無所属で代表一人をオブザーバーに」の意見も出され、結局代表一人をオブザーバーとして出すことになりました。

 会派でもないのに、オブザーバー参加するために代表一人と言うのも変な話です。かといって、せっかく参加できる機会を放棄するのも…。

会派とは…

 議員は会派を組むことができます。会派を組むと議会運営委員会に委員を出すことができるようになります。(ただし二人会派は委員でなくオブザーバー) また、会派代表者会議にも出席でき議会の運営に関わる事ができますし、調査研究費も支給されるようになります。

 でも、たとえそんなメリットがあったとしても、基本的なところで意見が一致してないと会派の意味がありません。今回、会派を組んでいない「無所属から代表を」となりましたが、私自身どう整理すればいいのか悩むところです。

議会からの派遣

 その他の事項では、「阪神広域行政圏計画にかかる審議会」に芦屋議会から、副議長を審議会委員として派遣することが決まりました。何を審議するのか、説明する側もよくわかってないようでしたが、今後四回程度開催されるとの事。

(市会議員・中島健一)


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